スバルが誇る人気SUV「フォレスター」。その高い走行性能と広い室内空間は、多くのアウトドアファンに愛されています。 日常のドライブはもちろん、少し足を延ばしたアウトドアシーンでも大活躍してくれる頼もしい存在です。
そんなフォレスターのポテンシャルを最大限に引き出す楽しみ方のひとつが「車中泊」。特に、大切なパートナーや気心の知れた友人と2人で過ごす車中泊は、忘れられない思い出になることでしょう。
この記事では、「フォレスターで2人での車中泊って快適なの?」「どんな準備が必要?」といった疑問にお答えします。歴代モデルの比較から、必須グッズ、快適に過ごすためのコツ、そして守るべきマナーまで、フォレスターで2人車中泊を楽しむための情報を余すことなくお伝えします。さあ、あなたもフォレスターと一緒に、自由気ままな2人だけの旅に出かけてみませんか?
フォレスターは2人の車中泊に最適?広さと特徴をチェック

フォレスターで2人車中泊を計画する上で、まず気になるのが「本当に2人で快適に眠れるの?」という点ではないでしょうか。ここでは、歴代モデルの荷室サイズやシートアレンジの方法、そしてフォレスターならではの車中泊向きの性能について詳しく解説します。
歴代フォレスターの荷室サイズ比較(SK系、SJ系など)
フォレスターはモデルチェンジを重ねるごとに、室内空間の快適性を向上させてきました。特に車中泊で重要となる荷室の広さは、歴代モデルでどのように進化してきたのでしょうか。
現行モデルであるSK系(2018年~)は、スバルグローバルプラットフォームの採用により、室内空間が拡大されました。 後席を倒した際の荷室長はじゅうぶんに確保されており、大人2人が横になるスペースとしては申し分ありません。 また、先代のSJ系(2012年~2018年)も、ミドルサイズSUVとして広い荷室を備えており、多くのユーザーが車中泊を楽しんでいます。
重要なのは、単純な荷室容量(リットル)だけでなく、実際に人が横になれる「荷室フロア長」や「荷室幅」です。 特にSK系フォレスターは、後席を倒すとほぼフラットな空間が生まれ、荷室の開口部も広いため、荷物の出し入れや就寝準備がしやすいのが特徴です。 これから中古車でフォレスターを探す方は、SK系以降のモデルを選ぶと、より快適な車中泊が実現しやすいでしょう。
2人で寝るためのシートアレンジ方法と寝心地
フォレスターで快適な就寝スペースを作り出すには、シートアレンジが重要です。基本的には、後部座席を前に倒すことで、荷室から続くフラットな空間を作り出します。 これにより、大人2人が並んで寝るためのスペースを確保できます。
しかし、完璧なフルフラットになるわけではなく、いくつかの工夫が必要です。 最も注意したいのが、倒したリアシートとフロントシートの間にできる隙間です。 この隙間を埋めないと、身長の高い方は足をまっすぐ伸ばして眠ることができません。 対策としては、クーラーボックスや収納ボックス、専用のクッションなどを置いて隙間を埋める方法が一般的です。
隙間を埋めたら、その上に厚手のマットを敷くことで、シートのわずかな凹凸も気にならなくなり、寝心地が格段に向上します。 フォレスターは室内高にも余裕があるため、マットを敷いても圧迫感が少ないのも嬉しいポイントです。 実際に多くのユーザーが、工夫を凝らして快適なベッドスペースを作り、2人での車中泊を楽しんでいます。
フォレスターが車中泊に向いている理由(AWD性能、アイサイトなど)
フォレスターが車中泊に適している理由は、室内の広さだけではありません。スバル独自の技術が、安全で快適な車中泊の旅を力強くサポートしてくれます。
まず挙げられるのが、卓越したAWD(全輪駆動)性能です。 キャンプ場や景色の良いスポットは、必ずしも舗装された道ばかりではありません。雨でぬかるんだ道や、少し荒れた林道などを走る際も、フォレスターの優れた走破性があれば安心して目的地を目指せます。
さらに、運転支援システム「アイサイト」の存在も大きな魅力です。 長距離移動になりがちな車中泊の旅では、運転の疲労が蓄積しがちです。アイサイトの追従機能付きクルーズコントロールなどを活用すれば、高速道路などでの運転負担を大幅に軽減してくれます。
また、グレードによっては撥水加工が施されたシートが採用されていたり、荷室に便利なフックや電源(アクセサリーソケット)が標準装備されていたりと、アウトドアでの使い勝手を考えた設計が随所に見られます。 このように、フォレスターは「走る・寝る・積む」のすべてにおいて、2人での車中泊を快適にしてくれる要素が詰まった一台なのです。
フォレスターで2人車中泊!必須&おすすめグッズ

フォレスターの広い室内を活かせば、2人でも快適な車中泊が可能です。しかし、何の準備もなしに車内で夜を明かすのは快適とは言えません。ここでは、2人での車中泊を成功させるために欠かせない必須アイテムから、あると格段に快適性がアップするおすすめグッズまで、具体的にご紹介します。
快眠のための基本アイテム(マット、寝袋など)
車中泊で最も重要なのは、なんといっても「睡眠の質」です。ぐっすり眠れなければ、翌日の運転やアクティビティに支障が出てしまいます。快適な寝床作りのために、以下のアイテムは必ず揃えましょう。
- マット:シートを倒しても、完全なフラットにはならず、多少の段差や隙間が残ります。 これらを解消し、地面からの冷気や熱を遮断するために、厚みのあるマットは必須です。 空気で膨らませるインフレーターマットや、ウレタン製のキャンプマットなどがおすすめです。2人で寝る場合は、フォレスターの荷室幅に合うサイズのマットを2枚並べるか、ダブルサイズのものを選ぶと良いでしょう。
- 寝袋(シュラフ):季節や訪れる場所の気温に合わせて選びましょう。夏用、3シーズン用、冬用など様々な種類があります。 2人で一緒に使える連結可能なタイプや、布団のように広げて使える封筒型の寝袋は、窮屈さがなくリラックスしやすいのでおすすめです。
- 枕:普段使っている枕を持って行くだけで、眠りの質が大きく変わります。荷物を減らしたい場合は、空気で膨らませるアウトドア用のコンパクトな枕が便利です。
これらの基本アイテムを揃えることで、車のシートとは思えないほど快適なベッドスペースが完成します。
プライバシーと快適性を高めるグッズ(シェード、網戸など)
快適な空間作りには、プライバシーの確保と温度管理も欠かせません。周囲の視線を気にせずリラックスしたり、虫の侵入を防いだりするためのグッズをご紹介します。
- サンシェード・カーテン:車中泊場所は、駐車場など人の出入りがある場所も多いです。外からの視線を遮り、安心して過ごすために、すべての窓を覆うサンシェードやカーテンは必須アイテムです。 車内の光が外に漏れるのを防ぐ効果もあり、防犯対策にも繋がります。 車種専用設計のものは隙間なくフィットするので特におすすめです。
- 網戸(バグネット):夏の暑い時期に窓を開けて涼みたいときに大活躍します。 これがあれば、蚊などの虫の侵入を気にすることなく、車内に自然の風を取り込むことができます。ドアに被せるタイプや、窓枠にはめ込むタイプなど様々な製品があります。
- LEDランタン:車内を照らす明かりとして、火を使わない安全なLEDランタンを用意しましょう。 天井のフックに吊るせるタイプだと、車内全体を均一に照らすことができ便利です。 明るさや色温度(光の色)を調節できるものだと、食事の時やくつろぎの時間など、シーンに合わせて雰囲気を変えられます。
これらのグッズを活用することで、車内をまるで「移動できるプライベートルーム」のように変身させることができます。
あると便利な電化製品と電源確保のアイデア(ポータブル電源など)
車内で過ごす時間をより豊かにするために、電化製品が使えると非常に便利です。スマートフォンやカメラの充電はもちろん、夏は扇風機、冬は電気毛布など、季節に応じた対策も可能になります。
- ポータブル電源:車中泊の快適性を劇的に向上させるアイテムと言っても過言ではありません。 これ一台あれば、エンジンを停止した状態でもACコンセントが使えるようになり、様々な家電製品が利用可能になります。 2人でスマートフォンを充電したり、小型の調理家電を使ったりすることを考えると、容量は400Wh以上あると安心です。
- 小型扇風機・サーキュレーター:夏の車中泊では、車内の空気を循環させることで体感温度を下げることができます。 USBで動く小型のものでも十分効果があります。
- 電気毛布・電気ブランケット:冬の寒さ対策に非常に有効です。 消費電力が少ないモデルを選べば、ポータブル電源でも長時間使用することが可能です。
- 小型の電気ケトルや炊飯器:ポータブル電源があれば、車内でお湯を沸かして温かい飲み物を作ったり、ご飯を炊いたりすることもできます。 車中泊での食事がより一層楽しくなります。
アイドリングはマナー違反となるため、エンジンをかけずに電気が使えるポータブル電源は、現代の車中泊において非常に重要なアイテムとなっています。
【実践編】フォレスターで2人車中泊を快適にするコツ

必要なグッズが揃ったら、次はいよいよ実践です。ここでは、実際にフォレスターで2人車中泊をする際に、より快適に、そして楽しく過ごすための具体的なコツをご紹介します。荷物の積み方から季節ごとの対策まで、ちょっとした工夫で車中泊の質は大きく向上します。
荷物の賢い積み方と整理術
2人分の荷物となると、意外とかさばるものです。限られた車内スペースを有効に使うためには、荷物の積み方と整理が非常に重要になります。
まず、就寝スペースと生活スペースを明確に分けることがポイントです。寝るためのスペース(後部座席~荷室)には、寝袋やマット、着替えなど就寝時にしか使わないものを配置します。そして、運転席・助手席周りには、調理器具や食料、すぐに取り出したい小物などをまとめると、いちいち後部の荷物をかき分ける必要がなくなり、スムーズに行動できます。
収納には、重ねられるコンテナボックスが非常に便利です。衣類、調理器具、食料など、カテゴリー別にボックスを分ければ、どこに何があるか一目瞭然。さらに、ルーフキャリアを装着すれば、テントや椅子、テーブルといったかさばる荷物を車外に積むことができ、車内空間を広々と使うことが可能になります。デッドスペースになりがちなシートの下やドアポケットも、小物収納に活用しましょう。こうした工夫で、2人分の荷物があってもすっきりと整理された空間を保つことができます。
季節別(夏・冬)の快適な過ごし方
フォレスターでの車中泊は一年中楽しめますが、季節に合わせた対策をすることで、その快適性は大きく変わります。
夏の車中泊で最も重要なのは「暑さ対策」です。エンジンを止めた車内は、あっという間に温度が上昇し、熱中症の危険があります。対策として、まず駐車場所は日陰を選び、日没まで窓にサンシェードを取り付けて車内温度の上昇を防ぎましょう。夜になったら、虫の侵入を防ぐ網戸(バグネット)を取り付けた上で窓を開け、ポータブル電源で動く扇風機やサーキュレーターで空気を循環させると、かなり涼しく過ごせます。標高の高い場所へ行けば、平地よりも気温が低いため、より快適な車中泊が楽しめます。
一方、冬の車中泊では「寒さ対策」が必須です。エンジンをかけたまま寝るのは、一酸化炭素中毒の危険があるため絶対にやめましょう。寒さ対策の基本は、外からの冷気を遮断すること。車種専用の断熱性の高いサンシェードを全窓に取り付けるだけで、車内の保温効果は格段に上がります。就寝時は、冬用の寝袋に加え、ポータブル電源で使える電気毛布があると非常に快適です。また、窓の結露対策として、寝る前に少しだけ窓を開けて換気したり、吸水性の高いタオルを用意しておくと良いでしょう。
食事や調理のアイデア
車中泊の醍醐味の一つが「食事」です。2人で協力して作るご飯は、旅の素敵な思い出になります。
車内での調理は、火を使わない「火気厳禁」が基本です。ポータブル電源とIHクッキングヒーターや電気ケトルがあれば、安全に簡単な調理が楽しめます。例えば、レトルト食品を温めたり、お湯を沸かしてカップスープやコーヒーを楽しんだりするだけでも、特別な気分を味わえます。また、炊飯器でご飯を炊いて、スーパーで買ったお惣菜や地元の新鮮な刺身を乗せて海鮮丼にするのもおすすめです。
もちろん、必ずしも自炊にこだわる必要はありません。旅先の道の駅やご当地スーパーには、その土地ならではの美味しいお弁当やお惣菜がたくさん並んでいます。 それらをテイクアウトして車内でゆっくり味わうのも、車中泊ならではの楽しみ方です。調理をしない分、洗い物が減り、時間に余裕が生まれるというメリットもあります。大切なのは、無理なく2人で楽しめるスタイルを見つけることです。そして、食事で出たゴミは、必ず指定の場所に捨てるか、持ち帰るようにしましょう。
フォレスターで2人車中泊!おすすめスポットと注意点

フォレスターと旅の準備が整ったら、次はいよいよ出発です。しかし、どこでも自由に車中泊して良いわけではありません。ルールとマナーを守ってこそ、快適で安全な旅が楽しめます。ここでは、初心者でも安心して利用できるおすすめのスポットや場所選びのポイント、そして2人で車中泊する際に心掛けたい注意点について解説します。
車中泊が公認されている場所(RVパークなど)
近年、車中泊の人気が高まるにつれて、安心して車中泊ができる施設が増えています。特に初心者におすすめなのが、日本RV協会が公認する「RVパーク」です。 RVパークは、「快適に安心して車中泊ができる場所」をコンセプトに整備された有料の駐車スペースで、以下のような特徴があります。
- 100V電源が使用可能:ポータブル電源がなくても家電製品が使え、充電も可能です。
- 24時間利用可能なトイレ:清潔なトイレがいつでも使える安心感は大きいです。
- ゴミ処理が可能:旅の途中で出るゴミを処分できるのは非常に助かります。
- 入浴施設が近い:近隣に温泉や銭湯がある場合が多く、旅の疲れを癒せます。
このほかにも、温泉施設に併設された「湯YOUパーク」や、一部のオートキャンプ場でも車中泊プランが用意されていることがあります。 これらの公認施設を利用することで、場所探しの不安なく、安全かつ快適に2人だけの時間を過ごすことができます。
初心者でも安心な場所選びのポイント
RVパークなどの公認施設以外で車中泊場所を探す場合、いくつか押さえておきたいポイントがあります。多くの人が利用する「道の駅」や高速道路の「サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)」は、あくまで休憩や仮眠のための施設であり、宿泊を目的とした長時間の滞在や連泊はマナー違反とされています。
場所を選ぶ際は、以下の点を確認しましょう。
- 24時間利用可能なトイレがあるか:夜間に安心して利用できる、清潔なトイレの存在は必須条件です。
- 平坦で安全な駐車スペースか:傾斜地では安眠できません。また、大型トラックの出入りが激しい場所や、夜間に暗くなりすぎる場所は避けた方が無難です。
- 周囲の環境:民家が近すぎると生活音が気になったり、逆にこちらが迷惑をかけてしまう可能性もあります。適度に人の気配があり、静かに過ごせる場所が理想です。
車中泊が可能かどうかは、その施設のルールに従うことが大前提です。「車中泊禁止」の看板がある場所はもちろん利用できません。不明な場合は、施設の管理者に確認するようにしましょう。
2人で車中泊する際の注意点とマナー
2人で楽しく過ごすためには、周囲への配慮、つまりマナーを守ることが不可欠です。自分たちが楽しむだけでなく、他の利用者や地域住民に迷惑をかけないよう、以下の点に注意しましょう。
- アイドリングストップ:就寝時や長時間の停車中は、必ずエンジンを切りましょう。騒音や排気ガスは、周囲にとって大きな迷惑となります。
- ドアの開閉は静かに:特に夜間や早朝は、ドアを閉める音が響きやすいものです。静かに開け閉めする心配りが大切です。
- 車外での活動は慎む:駐車場でテーブルや椅子を広げて宴会をするなどの「キャンプ行為」は絶対にやめましょう。調理や食事は車内で行うのが原則です。
- ゴミは必ず持ち帰る:施設にゴミ箱があっても、家庭ゴミを捨てるのはマナー違反です。旅で出たゴミは、責任を持って持ち帰りましょう。
- 長期滞在はしない:公共の駐車場は宿泊施設ではありません。同じ場所に何日も滞在するのはやめましょう。
これらのマナーは、車中泊という文化を皆で守り、育てていくために非常に重要です。2人で協力し、思いやりのある行動を心掛けることで、旅はより一層素晴らしいものになるはずです。
まとめ:フォレスターで最高の2人車中泊を実現するために

この記事では、フォレスターで2人車中泊を楽しむための様々な情報をお届けしました。
フォレスターは、広い室内空間と優れた走行性能を兼ね備え、2人での車中泊に最適な一台です。後部座席を倒せば大人2人が十分に横になれるスペースが生まれ、AWD性能やアイサイトが安全で快適な長距離ドライブをサポートしてくれます。
車中泊を成功させるためには、マットや寝袋といった快眠グッズ、プライバシーを守るサンシェード、そして快適性を飛躍的に向上させるポータブル電源などの準備が欠かせません。季節に合わせた暑さ・寒さ対策や、荷物を上手に整理する工夫も大切です。
そして何よりも重要なのが、ルールとマナーを守ることです。「RVパーク」のような公認施設を賢く利用し、アイドリングストップやゴミの持ち帰りといった基本的なマナーを徹底することで、誰にとっても気持ちの良い時間を過ごすことができます。
フォレスターという最高の相棒と共に、しっかりと準備をしてマナーを守れば、2人だけの特別な車中泊の旅があなたを待っています。ぜひ、この記事を参考に、忘れられない最高の思い出を作ってください。


