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車にカーテン 後部座席は違法?走行中はOK?車検や正しいルールを解説

車にカーテン  後部座席は違法?走行中はOK?車検や正しいルールを解説
車にカーテン 後部座席は違法?走行中はOK?車検や正しいルールを解説
車中泊の悩みと疑問

車中泊やキャンプ、夏の日差し対策として、車にカーテンを取り付ける方が増えています。プライバシーを守り、車内を快適な空間にしてくれる便利なアイテムですが、ふと「これって法律的に大丈夫なのかな?」と不安になったことはありませんか。

特に「違法改造車として警察に止められたくない」「車検に通らなかったらどうしよう」といった心配事は尽きません。実は、車のカーテンには「取り付けても良い場所」と「絶対にダメな場所」、そして「走行中に閉めても良いケース」と「違反になるケース」が明確に決まっています。

この記事では、「車 カーテン 違法 後部座席」というキーワードをテーマに、後部座席での使用ルールや運転席周りの注意点、車検への影響などをやさしく解説します。法律の知識を正しく身につけて、安心して快適なカーライフを楽しみましょう。

後部座席のカーテンは違法?まずは結論から解説

「後部座席にカーテンをつけると捕まるの?」という疑問に対し、まずは結論からお伝えします。基本的に、後部座席の窓ガラスにカーテンを取り付け、走行中にそれを使用すること自体は違法ではありません。

しかし、これにはいくつかの条件や、法律の解釈における「なぜ大丈夫なのか」という理由が存在します。ただ「大丈夫」と覚えるだけでなく、その背景にあるルールをしっかり理解しておくことで、より安全に車中泊仕様の車を楽しむことができるようになります。

走行中の使用は基本的にOKとされている理由

日本の道路交通法において、運転席や助手席の窓ガラスは、運転者の視界を確保するために非常に厳しい規制があります。一方で、後部座席(リアサイドウィンドウ)や後方の窓(リアウィンドウ)に関しては、そこまで厳しい制限が設けられていません。

これは、トラックなどの貨物自動車を想像するとわかりやすいでしょう。荷台に荷物が満載されているトラックは、ルームミラー(バックミラー)で後ろを見ることができません。それでも、左右のサイドミラーを使って安全確認ができれば、公道を走行することが認められています。

乗用車の場合も同様の考え方が適用されます。後部座席のカーテンを閉め切っていても、左右のサイドミラーで後方の交通状況が確認できれば、直ちに「違反」とはならないのが一般的な解釈です。そのため、後部座席に家族や子供を乗せ、日よけのためにカーテンを閉めて走行すること自体は、警察に止められる対象にはなりにくいのです。

なぜ後部座席は許されるのか?法律の視点

もう少し詳しく法律の視点から見てみましょう。車の窓ガラスに関する規制は、主に「道路運送車両法(保安基準)」と「道路交通法」の2つに関わってきます。

道路交通法第55条第2項には、「運転者の視野を妨げるような乗車や積載をしてはならない」という規定があります。ここで言う「運転者の視野」とは、主に前方および左右前方の確認に必要な範囲を指します。運転席と助手席の窓ガラスがこれに該当し、ここを塞ぐことは事故に直結するため厳しく禁じられています。

しかし、後部座席の窓ガラスについては、運転に必要な直接的な視界確保の必須エリアとはみなされないことが多いのです。もちろん、目視での安全確認ができるに越したことはありませんが、構造上後ろが見えない車(パネルバンなど)も存在するため、後部座席の窓をカーテンで覆うこと自体を一律に禁止する法律が現時点では存在しないのです。

それでも注意が必要なケースとは

「後部座席なら何をしても自由」かというと、そうではありません。たとえ後部座席であっても、運転席からの視界を著しく妨げるような取り付け方をしている場合は注意が必要です。

例えば、運転席と後部座席の間を仕切るような大きなカーテンを取り付け、それが運転席の真後ろではなく、斜め後方の確認を妨げるような位置まで垂れ下がっている場合などは危険です。運転手が「左後方の巻き込み確認ができない」と判断されれば、安全運転義務違反などの指摘を受ける可能性もゼロではありません。

また、カーテン自体がヒラヒラと風になびいて運転席側の視界に入ってきたり、バックミラーを完全に無効化してしまうことで運転に不安を感じたりする場合は、自主的に開けておくのが賢明です。法律で禁止されていないからといって、安全性を無視して良いわけではないことを肝に銘じておきましょう。

絶対にNG!運転席・助手席のカーテン事情

後部座席に関しては比較的寛容なルールとなっていましたが、運転席と助手席、いわゆる「前席」については話が全く別です。ここに関しては「絶対にNG」という強い認識を持ってください。

知らずに取り付けて走行していると、警察に止められて反則金を科されるだけでなく、重大な事故を引き起こす原因にもなります。ここでは、なぜ前席のカーテンが危険で違法なのかを深掘りします。

走行中の使用は「乗車積載方法違反」

運転席や助手席の窓ガラスにカーテンを取り付け、それを閉めた状態で公道を走行することは、明確な道路交通法違反です。具体的には「乗車積載方法違反」という違反になります。

交差点での右左折時や車線変更時において、運転者は必ず直接目視で安全確認を行う義務があります。カーテンで窓が覆われていると、歩行者や自転車、バイクなどが死角に入り込み、発見が遅れてしまいます。これが重大な巻き込み事故につながるのです。

違反した場合、普通車であれば反則金6,000円、違反点数1点が科されるのが一般的です。「日差しがまぶしいから少しだけ」という言い訳は通用しません。警察官もこの点に関しては厳しく取り締まりを行っています。

開けていてもアウト?レールの落とし穴

「走行中はカーテンを開けて(束ねて)いれば大丈夫でしょ?」と思う方も多いかもしれません。しかし、ここには大きな落とし穴があります。カーテン自体を開けていても、取り付けに使っている「カーテンレール」や「吸盤」、「留め具」などが問題視されることがあるのです。

道路運送車両法の保安基準第29条では、運転席・助手席の窓ガラスには、車検ステッカーなどの定められたもの以外を貼り付けることが禁止されています。カーテンレールが窓ガラスにかかっていたり、吸盤が貼り付いていたりする状態は、それだけで「不正改造」とみなされる可能性があります。

また、窓枠(金属部分)に取り付けている場合でも、カーテンを束ねた状態の厚みが視界を遮っていると判断されれば、指導を受ける対象になります。「使わなければいい」ではなく、「運転席周りには視界を遮る可能性のあるものを設置しない」ことが鉄則です。

サンシェードやタオルも同じ扱いになる

カーテンだけでなく、夏場によく見かける「サンシェード」や、窓に挟んだ「タオル」も同様の扱いです。吸盤でつけるメッシュタイプのサンシェードも、透過率が低ければ視界の妨げとなりますし、そもそもガラス面に吸盤がついている時点で保安基準違反のリスクがあります。

最近では、マグネットで窓枠に取り付けるタイプのメッシュカーテンも販売されています。これらは「走行中の使用は禁止」とパッケージに書かれていることがほとんどです。虫除けとして停車中に使う分には非常に便利ですが、走り出す前には必ず取り外す必要があります。

「メッシュだから透けて見えるし大丈夫」という自己判断は禁物です。夜間やトンネル内、雨天時などでは視認性が著しく低下します。警察の取り締まり現場でも、サンシェードをつけたまま走行している車が止められている光景は珍しくありません。

車検は通る?カーテンレールの取り付けリスク

次に気になるのが「車検」です。せっかく取り付けたカーテンやレールを、車検のたびに取り外すのは非常に手間がかかります。しかし、取り付け方次第では車検に通らないこともあります。

ここでは、車検時に検査員がどこをチェックしているのか、どのラインを超えるとNGになるのかについて解説します。

後部座席のレールはグレーゾーン?

結論から言うと、後部座席のカーテンレールに関しては、車検に通るケースが多いですが、一部「グレーゾーン」となる場合があります。基本的には、後部座席の窓ガラスにシールなどを貼ることは禁止されていませんし、視界の基準も前席ほど厳しくありません。

しかし、車検には「車内の突起物規制(内装の難燃性や衝撃吸収性)」という別の観点からのチェックがあります。万が一の事故の際、乗員が頭をぶつけたときに怪我をするような鋭利な金具や硬いレールが出っ張っていると、危険と判断されて不合格になる可能性があります。

特に、DIYで金属製のカーテンレールをビス止めしている場合などは注意が必要です。端の処理が甘く尖っていたり、固定が不安定で外れそうだったりすると指摘を受けやすいです。

「突起物」とみなされないための工夫

車検をスムーズに通すためには、カーテンレールを「危険な突起物」とみなされないように工夫することが大切です。市販の車用カーテンレールは、両端に丸みを持たせたキャップがついていたり、素材が柔軟な樹脂製だったりと、安全性に配慮されています。

もし自作する場合は、レールの端を丸く削る、カバーをつける、あるいは走行中に頭がぶつかりにくい位置(窓枠の上部ギリギリなど)に取り付けるといった配慮が必要です。強力な両面テープで固定するタイプは、事故の衝撃で剥がれて飛んでくるリスクも考慮されるため、やはり専用品を使うのが無難です。

また、カーテンそのものも「難燃性素材」であることが望ましいとされています。車検の検査項目として厳密にカーテンの燃えにくさをチェックされることは稀ですが、万が一の車両火災を考えると、燃え広がりにくい素材を選んでおくことは安全上の大きなメリットです。

心配な場合は取り外し可能なタイプを

「検査員の判断に左右されるのは嫌だ」「絶対に一発で合格したい」という方は、車検の時だけ取り外せるタイプのカーテンを選ぶのが正解です。レール式ではなく、突っ張り棒タイプや、ピラー(柱)の隙間にフックをかけるタイプ、あるいはマグネット内蔵で窓枠(金属部分)に直接くっつくタイプなどがあります。

これらのタイプであれば、車検場に行く前にサッと取り外してしまえば、何の問題もありません。車検はあくまで「検査時点での状態」を確認するものですから、装着されていなければ検査の対象外となります。

特にディーラー車検などは基準が厳格に適用される傾向があるため、後付けのアクセサリー類に関しては「外してから入庫してください」と言われることもあります。余計なトラブルを避けるためにも、脱着のしやすさは選ぶ際の重要なポイントになります。

警察に止められないための安全な取り付け方

法律的には問題ない後部座席のカーテンでも、パトカーとすれ違うたびにドキドキするのは精神衛生上よくありません。また、警察官によっては念のために停止を求め、確認を行うこともあります。

堂々と走行でき、かつ安全性を確保するための取り付け方やマナーについて解説します。これらを守っていれば、無用なトラブルを避けることができます。

視界確保を最優先にする

たとえ後部座席であっても、運転席からの視界確保を最優先に考えましょう。具体的には、左折時の巻き込み確認で見る「左後方の窓」だけは、カーテンを開けておく、あるいは透け感のあるレース素材にするなどの工夫が有効です。

また、リアウィンドウ(後ろのガラス)についても、全面を分厚い遮光カーテンで覆ってしまうと、ルームミラーが全く役に立たなくなります。デジタルインナーミラー(カメラ映像を映すミラー)が装備されている車なら問題ありませんが、鏡で見るタイプの車の場合は、中央部分だけ開けておくか、走行中はカーテンを開ける習慣をつけることをおすすめします。

「周りが見えている」という余裕は、運転の質を向上させ、事故防止に大きく貢献します。

走行中はまとめて留めておくのがマナー

車中泊仕様の車であっても、移動中(走行中)はカーテンをタッセル(留め紐)できちんと束ねておくのがマナーであり、安全策です。ヒラヒラした布が車内で動いていると、後続車のドライバーの気を散らせたり、自分自身の視界の端でちらついて集中力を削いだりします。

警察官の視点から見ても、カーテンがきちんと束ねられている車は「安全意識が高いドライバーだ」と判断されやすく、不審に思われることが減ります。逆に、だらしなく半開きになっていたり、窓枠からはみ出していたりすると、「整備不良ではないか?」と目を付けられる原因になります。

カーテンベルトやマグネット式のタッセルを活用し、走行の振動でも解けないようにしっかり固定しましょう。見た目もスッキリして、車内の清潔感もアップします。

マグネット式や吸盤式の活用メリット

本格的なカーテンレールを取り付けるのが不安な方には、マグネット式や吸盤式のカーテンがおすすめです。これらは「積載物」に近い扱いとなり、恒久的な改造とはみなされにくいメリットがあります。

特に最近人気のマグネット式は、ドアの金属フレームにパチッとくっつけるだけで設置完了。レールを取り付けるためのビス穴を開ける必要もなく、両面テープの跡が残る心配もありません。走行中に使用しない時は簡単に取り外して畳んでおけるため、視界確保の点でも非常に優秀です。

吸盤式はガラス面に跡が残るのが難点ですが、安価で手に入りやすく、車種を選ばず使える汎用性の高さが魅力です。ただし、熱線(デフォッガー)のあるリアガラスには吸盤がつきにくいことがあるので注意が必要です。

快適な車中泊のために!カーテン選びのポイント

法律や安全のルールを理解したところで、実際にどのようなカーテンを選べばよいのか、具体的なポイントをご紹介します。車中泊の快適さは、カーテンの質で決まると言っても過言ではありません。

以下の4つのポイントを参考に、自分の車やスタイルに合ったベストなカーテンを見つけてください。

遮光性と断熱性で選ぶ

車中泊で最も重要なのが「遮光性」です。道の駅やサービスエリアの街灯は意外と明るく、薄いカーテンだと光が透けて安眠できないことがあります。できれば「1級遮光」などの表記がある、裏地がコーティングされた生地を選びましょう。

また、カーテンには「断熱性」も期待できます。冬場の窓からの冷気(コールドドラフト)を防ぎ、夏場の日差しによる車内温度の上昇を抑えてくれます。ペラペラの布一枚よりも、ある程度厚みのある生地や、キルティング加工されたものの方が、エアコンの効きも良くなり快適です。

サンシェードと併用することで、より高い断熱効果を得ることができます。窓ガラスの結露対策としても有効です。

車種専用設計ならフィット感抜群

汎用品のカーテンも多く売られていますが、予算が許すなら「車種専用設計」のカーテンセットをおすすめします。車の窓は四角形ではなく、複雑な台形やカーブを描いています。汎用品だとどうしても隙間ができたり、サイズが合わずにダボついたりします。

車種専用品であれば、窓の形状に合わせて裁断されており、レールも窓枠のカーブに沿って曲げ加工されているものがあります。隙間なくピッタリと閉まるため、外からの覗き見を完全にシャットアウトでき、プライバシー保護の観点でも安心感が段違いです。

ハイエースやN-BOX、ヴォクシーなどの人気車種であれば、多くのメーカーから専用キットが販売されています。

DIYで自作する場合の注意点

「好みの柄の生地を使いたい」「費用を安く抑えたい」という場合はDIYも選択肢に入ります。その際、家庭用のカーテンレールや突っ張り棒を流用する方が多いですが、固定方法には工夫が必要です。

走行中の振動は想像以上に大きく、突っ張り棒程度ではすぐに落ちてしまいます。ピラーの隙間にしっかり噛ませるか、結束バンド等を活用して脱落防止策を講じましょう。また、生地を選ぶ際は、万が一の引火に備えて「防炎素材」を選ぶのが賢明です。

サイズ計測も重要です。窓枠ギリギリのサイズで作ると、閉めた時に真ん中に隙間ができがちです。横幅には1.5倍程度の余裕を持たせ、プリーツ(ひだ)を作るか、マグネットで生地同士をくっつけられるようにすると綺麗に仕上がります。

取り外しのしやすさも重要

意外と見落としがちなのが「洗濯のしやすさ」と「取り外しの容易さ」です。車内はホコリが立ちやすく、食事をすれば臭いもつきますし、結露でカビが生えることもあります。定期的に外して洗濯できる構造かどうかを確認しましょう。

レール式の場合、ランナー(カーテンを吊るすフック)から生地を外すのが面倒なものもあります。マジックテープで固定するタイプや、ボタンで留めるタイプなど、メンテナンス性を考慮した商品を選ぶと、長く清潔に使い続けることができます。

また、普段使いと車中泊でモードを切り替えたい人にとっても、サッと取り外せる機能は便利です。

まとめ:ルールを守って快適なカーライフを

まとめ
まとめ

今回は「車 カーテン 違法 後部座席」というキーワードを中心に、法律的なルールや安全な運用方法について解説してきました。記事の要点を振り返ってみましょう。

【重要なポイント】

後部座席のカーテンは、走行中に使用しても基本的には違法ではない

・ただし、安全確認の妨げになるような過度な取り付けはNG。

運転席・助手席のカーテン使用は、走行中は完全に違法(乗車積載方法違反)

・レールや吸盤が窓ガラスにかかっていると、車検に通らない可能性がある。

・走行中はカーテンを束ねて、周囲の交通状況を確認できるようにするのがマナー。

車のカーテンは、正しく使えば車中泊や休憩の質を劇的に向上させてくれる素晴らしいアイテムです。しかし、使い方を誤ると自分自身だけでなく、周囲の人を危険にさらす凶器にもなり得ます。

「法律で禁止されていないから大丈夫」というラインギリギリを攻めるのではなく、「誰が見ても安全で、迷惑をかけない」という余裕を持った取り付けと運用を心がけることが大切です。安全第一で、快適な車中泊ライフを楽しんでください。

 

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