Amazonや楽天でキャンプ用品を探していると、おしゃれで価格も手頃な「TOMOUNT」というブランドをよく見かけませんか?
ベージュやアースカラーを基調としたデザインは、まるで北欧の高級ブランドのようですが、価格はその半分以下ということも珍しくありません。「こんなに安いけど、品質は大丈夫?」「そもそもどこの国のメーカーなんだろう?」と疑問に思う方も多いはずです。
実は、TOMOUNTは中国発のアウトドアブランドであり、近年そのコストパフォーマンスの高さから日本のキャンパーや車中泊ユーザーの間で急速に人気を集めています。
この記事では、TOMOUNTの正体や人気の理由、そして実際の評判について徹底的に調査しました。車中泊旅をより快適にするおすすめギアも紹介しますので、ぜひギア選びの参考にしてください。
TOMOUNTはどこの国のブランド?会社概要と基本情報

まずは、最も気になる「TOMOUNTはどこの国のブランドなのか」という疑問から解消していきましょう。
インターネット上の情報や販売元のデータを調査すると、その実態がはっきりと見えてきました。
中国の「蘇州」や「厦門」が拠点の可能性が高い
結論から申し上げますと、TOMOUNTは中国のブランドです。
より詳しく調査を進めると、ブランドを展開している企業の拠点は、中国の江蘇省蘇州市(そしゅうし)や、福建省厦門市(アモイし)にあると考えられます。
これらの地域は、実は世界的なアウトドア用品の「製造拠点」として非常に有名なエリアです。皆さんがよく知るアメリカやヨーロッパの有名アウトドアブランドも、実はこの地域の工場に製造を委託(OEM)しているケースが少なくありません。
つまり、TOMOUNTは単なる「安い中国製」というだけでなく、長年にわたり世界中のアウトドアギアを作り続けてきた高い技術力と生産背景を持つ工場が立ち上げた自社ブランドである可能性が高いのです。
工場直販に近い形をとることで、中間マージンをカットし、驚きの低価格を実現していると推測されます。
ブランド名の由来は「山に登る(To Mount)」
ブランド名の「TOMOUNT」ですが、これは英語の「To Mount(登る)」に由来していると言われています。
ロゴマークにも山をイメージさせるデザインが採用されており、「山に登るように、アウトドアライフを向上させていこう」という前向きなメッセージが込められているようです。
日本では「トモウント」と呼ばれることが多いですが、そのままローマ字読みして愛着を持っているユーザーも増えています。
【読み方について】
一般的には「トモウント」と読まれますが、公式な日本語のアナウンスが少ないため、キャンパーの間ではそのままアルファベットで呼ばれることもあります。
日本での購入はAmazonや楽天の公式ショップが主流
TOMOUNTは、日本国内に大規模な実店舗を構えているわけではありません。
主な購入経路は、Amazonや楽天市場に出店している「公式オンラインショップ」となります。
実物を見てから買えないというデメリットはありますが、その分、店舗運営にかかるコストが価格に転嫁されていないため、非常にリーズナブルな価格設定が維持されています。
また、ECサイト上でのセール時期にはさらに割引が行われることも多く、タイミングを見計らえば驚くような安さで手に入れることも可能です。
2021年頃から急上昇した新進気鋭のブランド
日本市場においてTOMOUNTの名前を頻繁に見かけるようになったのは、およそ2021年頃からです。
コロナ禍におけるキャンプブームや車中泊ブームの波に乗り、SNSやYouTubeでのレビュー動画をきっかけに知名度が爆発的に上がりました。
当初は「怪しい中華ブランド」と警戒する声もありましたが、実際に購入したユーザーから「値段の割に作りが良い」「デザインが可愛い」といったポジティブな口コミが拡散され、現在では「コスパ最強ブランド」の一角としての地位を確立しています。
なぜ人気?TOMOUNT製品が選ばれる3つの理由

数ある格安アウトドアブランドの中で、なぜTOMOUNTだけがこれほどまでに支持されているのでしょうか。
その理由は、単に「安いから」だけではありません。日本のユーザーの心を掴む、明確な「強み」が3つあります。
有名ブランドに迫るデザイン性と圧倒的な安さ
TOMOUNTの最大の魅力は、なんといってもそのデザイン性の高さです。
キャンプ場で見かけるおしゃれなテントといえば、ノルディスクやサバティカルといった高級ブランドが有名ですが、TOMOUNTの製品はそれらのトレンドをしっかりと研究し、非常によく似た雰囲気の製品を展開しています。
ベージュやアイボリーといったナチュラルなカラーリングは、自然の風景に溶け込みやすく、写真映えも抜群です。
それでいて、価格は有名ブランドの3分の1から半額程度に抑えられています。「憧れのスタイルがあるけれど、予算が足りない」というキャンパーにとって、まさに救世主のような存在なのです。
焚き火に強い「TC素材(ポリコットン)」を贅沢に採用
近年のキャンプトレンドにおいて外せないキーワードが「TC素材(ポリコットン)」です。
TC素材とは、ポリエステルとコットン(綿)を混紡した生地のことで、一般的なポリエステル生地に比べて火の粉に強く、近くで焚き火をしても穴が開きにくいという特徴があります。
通常、TC素材を使用したテントは高価になりがちですが、TOMOUNTはこの高機能素材を惜しみなく使用し、かつ低価格で提供しています。
特に冬場のキャンプや車中泊では、暖房器具を使ったり焚き火で暖をとったりする機会が増えるため、このTC素材のテントやタープが大活躍します。
ソロからファミリー、車中泊まで揃う豊富なラインナップ
TOMOUNTの製品ラインナップの広さも人気の理由です。
ソロキャンプに最適なコンパクトなパップテントから、家族4人でゆったり過ごせる大型のベルテント、そして車中泊ユーザーに嬉しいカーサイドタープまで、あらゆるニーズに応える製品が揃っています。
特に最近では、薪ストーブをインストールできる「煙突穴付き」のテントに力を入れており、冬キャンプを楽しみたいユーザーから熱い視線を集めています。
自分のスタイルに合ったギアが必ず見つかる、その選択肢の多さがファンを増やし続けている要因でしょう。
ユーザーの声を反映した改良の早さ
TOMOUNTは、ユーザーからのフィードバックを製品改良に反映させるスピードが非常に速いことでも知られています。
例えば、初期モデルで「ファスナーが噛みやすい」という口コミがあれば、次のロットではファスナーの仕様が変更されていたり、「スカート(裾)が短くて隙間風が入る」という意見があれば、スカート付きのモデルが登場したりします。
Amazonのレビュー欄などをしっかりとチェックしているようで、この「改善のサイクル」が回っていることが、ブランドへの信頼感を少しずつ高めています。
実際の評判はどう?ユーザーの口コミとメリット・デメリット

いくらスペックが良くても、実際に使ってみなければ分からないこともあります。
ここでは、Web検索やSNSで見られる実際のユーザーの口コミを元に、TOMOUNT製品のリアルな評判を「良い点」と「気になる点」に分けて解説します。
良い口コミ:価格以上の質感と設営のしやすさ
多くのユーザーが口を揃えて評価しているのが、やはり「お値段以上の質感」です。
「届いた箱を開けて生地を触った瞬間、しっかりとした厚みに驚いた」「ポールの強度が心配だったが、意外と頑丈で強風でも耐えられた」といった声が多く聞かれます。
また、設営のしやすさについても高評価です。複雑なフレーム構造を避け、ワンポールやシンプルなドーム型など、初心者でも直感的に組み立てられる設計の製品が多いため、「初めてのテント設営でも30分で完了した」といった成功体験が口コミで広がっています。
気になる口コミ:縫製の甘さや付属品の品質
一方で、ネガティブな意見として最も多いのが「縫製の甘さ」です。
「糸の始末が雑で、長い糸が垂れ下がっていた」「よく見ると縫い目が少し曲がっている箇所があった」という報告は少なくありません。
ただし、これらは使用上の致命的な欠陥であることは稀で、「ハサミで切れば問題ない」「この価格なら許容範囲」と割り切って使っているユーザーが大半です。
また、付属しているペグ(杭)やハンマーについては、「チープですぐに曲がってしまう」という意見が目立ちます。これに関してはTOMOUNTに限った話ではありませんが、固い地面のキャンプ場に行く際は、別途頑丈な鍛造ペグなどを用意しておくのが無難です。
雨漏りは大丈夫?耐水性と撥水性に関する評判
テントやタープにおいて最も重要な機能の一つが「防水性」です。
TOMOUNTの製品、特にTC素材のものに関しては、「小雨程度なら全く問題ない」「しっかりと水を弾いている」という評価が一般的です。TC素材は水を含むと繊維が膨張して目が詰まり、水を通しにくくなる性質があるためです。
しかし、ポリエステル製のテントの一部では、「激しい豪雨の際に縫い目から少し滲んできた」という報告もあります。
また、TC素材は完全に防水ではないため、長時間の雨に打たれ続けると生地全体が湿って重くなり、内側に染みてくる可能性があります。雨予報の日は専用の防水カバー(フライシート)を併用するか、ポリエステル製のテントを選ぶといった使い分けが推奨されています。
返品・交換対応などカスタマーサポートの実態
海外ブランドを購入する際、最大の懸念点は「不良品だった時の対応」です。
この点において、TOMOUNTは「対応が意外と誠実で早い」と評価されています。
Amazonの購入履歴から問い合わせれば、日本語(多少の翻訳感はあるものの)で返信があり、部品の不足や初期不良が確認されれば、すぐに代替品を送ってくれたり、一部返金に応じてくれたりするケースが多いようです。
「中国ブランドだから泣き寝入りするしかないかも」と不安に思う必要はあまりなく、何かあれば積極的に連絡を取ることで解決できる体制が整っています。
車中泊やキャンプで大活躍!おすすめのTOMOUNTギア

ここからは、特に車中泊ユーザーにおすすめしたいTOMOUNTの代表的なギアを厳選してご紹介します。
車の旅をより豊かにしてくれるアイテムばかりですので、ぜひチェックしてみてください。
車中泊スタイルに最適なカーサイドタープ
車中泊をするなら一つは持っておきたいのが、車の側面や後方に取り付けてリビングスペースを作る「カーサイドタープ」です。
TOMOUNTのカーサイドタープは、吸盤を使って車のボディに簡単に固定できるタイプが人気です。
設営が簡単なだけでなく、車内とタープ内を行き来しやすくなるため、雨の日でも濡れずに荷物の出し入れができます。また、フルクローズ(全閉)できるモデルを選べば、着替えスペースや簡易トイレの設置場所としても活用でき、プライバシー確保にも役立ちます。
価格も1万円台から購入できるものが多く、初めてのカーサイドタープとして最適です。
薪ストーブも楽しめるワンポールテント
車中泊だけでなく、時にはテントで寝たり、外で焚き火を楽しんだりしたいという方には、TC素材のワンポールテント(ティピーテント)がおすすめです。
TOMOUNTのワンポールテントは、天井が高くて開放感があり、中心にポールを一本立てるだけなので一人でも簡単に設営できます。
最大の特徴は、煙突穴が標準装備されているモデルが多いことです。冬の車中泊旅で、昼間はテント内で薪ストーブを焚いて暖まり、夜はポカポカの車内で眠る、といった贅沢な使い方が可能になります。
快適な睡眠を約束するコットや寝袋
テントやタープだけでなく、TOMOUNTは寝具類も展開しています。
特におすすめなのが「2WAYコット」です。足のパーツを付け替えることで、ハイ(高さがある状態)とロー(低い状態)の2段階に高さを調整できます。
地面からの冷気や熱気を遮断できるため、テント泊での寝心地が格段に向上します。また、車種によっては車内のフラット化したシートの上にコットを置くことで、シートの凹凸を完全に解消し、ベッドのような寝心地を実現する裏技としても使えます。
組み立てもレバーロック式で力がいらず、女性でも扱いやすいのが特徴です。
焚き火周りを充実させる小物ギアたち
大きなギアだけでなく、焚き火台やウッドストーブ、チタン製のマグカップなどの小物類も充実しています。
特に焚き火台は、有名メーカーのデザインを参考にしつつ、よりコンパクトに収納できるように改良されているものもあり、積載スペースが限られる車中泊旅にはぴったりです。
メインのテントと合わせてブランドを統一することで、サイト全体におしゃれな統一感が生まれるのも嬉しいポイントです。
TOMOUNT製品を購入する前にチェックすべき注意点

最後に、TOMOUNT製品を購入して後悔しないために、事前に知っておくべき注意点をまとめました。
類似品や偽物に注意!正規販売店での購入がベスト
人気ブランドの宿命として、TOMOUNT製品にもさらに安価なコピー品や、名前を騙った偽サイトが存在する可能性があります。
購入する際は、必ずAmazonや楽天市場の販売元が「TOMOUNT公式」や「正規代理店」になっているかを確認してください。
公式ショップ以外から購入した場合、万が一の初期不良や部品不足の際に、メーカー保証や交換対応が受けられないリスクがあります。数百円の安さに釣られず、安心を買うつもりで公式ショップを選びましょう。
海外発送の場合の配送日数と梱包状態
TOMOUNTの製品は、Amazonの倉庫(日本国内)に在庫がある場合と、中国から直接発送される場合があります。
「Amazonプライム」マークがついている商品は国内在庫ですぐに届きますが、そうでない場合は到着までに1週間〜2週間程度かかることがあります。
また、海外発送の場合は、輸送中に段ボールが凹んだり汚れたりして届くことが稀にあります。中身の製品が無事であれば問題ありませんが、プレゼント用などで外箱の綺麗さも重視する場合は注意が必要です。
使いたい予定が決まっている場合は、配送予定日をしっかり確認し、余裕を持って注文することをおすすめします。
説明書の日本語対応と組み立て動画の活用
製品に付属している取扱説明書は、日本語で書かれているものの、翻訳が少し不自然だったり、説明が簡易的すぎたりすることがあります。
「説明書の図だけではどこのポールか分からない」という事態に陥ることも珍しくありません。
【対処法】
YouTubeなどの動画サイトで「TOMOUNT 商品名 設営」と検索してみましょう。多くの日本人YouTuberが、分かりやすい設営動画をアップしています。現地で困らないよう、出発前に一度動画を見て予習しておくのが成功の秘訣です。
まとめ:TOMOUNTはどこの国か分かれば安心!コスパ最強ギアで旅を楽しもう
今回は、謎多き人気ブランド「TOMOUNT」について、その正体や評判を徹底解説しました。
TOMOUNTは、アウトドア用品の製造拠点として名高い中国をルーツに持ち、確かな技術とトレンドを捉えるデザイン力で急成長しているブランドです。「中国製=安かろう悪かろう」という古いイメージを覆し、価格以上の価値を提供してくれる存在と言えるでしょう。
【TOMOUNTの特徴まとめ】
- 中国(蘇州・厦門エリア)発のアウトドアブランド
- 有名ブランドのようなデザインを格安で提供
- 焚き火に強いTC素材のテントが豊富
- 多少の縫製の甘さはあるが、カスタマー対応は良好
- 車中泊に使えるカーサイドタープやコットも優秀
完璧な品質を求めるなら数万円高いブランドを選ぶべきかもしれませんが、「予算を抑えつつ、おしゃれで機能的なギアで遊びたい」という方にとって、TOMOUNTは間違いなく最強のパートナーになります。
浮いた予算で美味しいキャンプ飯を買ったり、温泉に立ち寄ったりすれば、旅の満足度はさらに高まるはずです。ぜひTOMOUNTのギアを取り入れて、快適な車中泊ライフを楽しんでください。



