ホンダ「フリード」は、そのコンパクトなサイズ感と広い室内空間で、街乗りからアウトドアまでこなせる人気のミニバンです。特に近年では、手軽に始められる車中泊のベース車両としても注目を集めています。しかし、フリードで快適な車中泊を実現するためには、寝心地を左右するマット選びが非常に重要になります。そこで多くの方が候補に挙げるのが、おなじみの「ニトリ」の製品です。
この記事では、「フリードでの車中泊にニトリのマットは本当に使えるのか?」という疑問にお答えすべく、おすすめの商品からサイズ選びのコツ、さらに快適性をアップさせる工夫まで、詳しく、そしてやさしく解説していきます。あなたにぴったりの一枚を見つけて、最高の車中泊ライフをスタートさせましょう。
フリードの車中泊でマットが絶対に欠かせない理由

フリードはシートアレンジが多彩で、一見するとフルフラットになるため車中泊がしやすそうに見えます。しかし、実際にシートを倒してみると、快適な睡眠を妨げるいくつかの課題が見えてきます。だからこそ、マットの存在が非常に重要になるのです。
フリードのシートを倒した際の凹凸と段差問題
フリードは、2列目や3列目のシートを倒すことで広い就寝スペースを作り出すことができます。 特に2列シートの「フリードプラス」は、より段差の少ないフラットな空間を確保しやすく、車中泊向きのモデルと言えるでしょう。 とはいえ、どちらのモデルもシートを倒しただけでは完全なフルフラットにはならず、シートベルトの金具やシートの継ぎ目による凹凸、そして微妙な段差が残ってしまいます。
このわずかな凹凸や段差が、睡眠時には背中や腰に直接当たり、痛みや不快感の原因となります。寝返りを打つたびに気になってしまい、熟睡を妨げる大きな要因になりかねません。特に長時間・長期間の車中泊を考えている場合、この問題はより深刻になります。
快眠がもたらす車中泊の質の向上
車中泊の醍醐味は、時間を気にせず自由な旅を楽しめることです。しかし、その基本となるのは質の高い睡眠です。 睡眠不足のまま翌日の運転や観光に臨むと、楽しさが半減してしまうだけでなく、集中力の低下から思わぬ事故につながる危険性もあります。
マットを一枚敷くことで、車内の凹凸や段差を吸収し、まるで自宅のベッドのような快適な寝床を作り出すことができます。 体圧が適切に分散されることで、体の特定の部分に負担がかかるのを防ぎ、朝までぐっすり眠ることが可能になります。 快適な睡眠は、旅の疲れを癒し、翌日の活動への活力を与えてくれる、車中泊に不可欠な要素なのです。
地面からの冷気と硬さを和らげる断熱性とクッション性
車中泊では、地面からの影響も考慮しなければなりません。特に春先や秋口の夜は、想像以上に地面からの冷気が車内に伝わってきます。車の床は鉄板一枚で、断熱性はほとんどありません。そのままの状態で寝てしまうと、底冷えで体が冷え切り、体調を崩す原因にもなりかねません。
十分な厚みのあるマットは、クッション性だけでなく、地面からの冷気をシャットアウトする断熱材の役割も果たします。 これにより、外気温に左右されにくく、安定した環境で眠ることができます。また、硬い床の感触を和らげ、快適な寝心地を提供してくれる点も、マットがもたらす大きなメリットです。車中泊の快適性は、まさにマット一枚にかかっていると言っても過言ではないのです。
フリード車中泊にニトリのマットは使える?徹底検証

「お、ねだん以上。」のキャッチフレーズでおなじみのニトリ。家具や寝具だけでなく、実は車中泊愛好家の間でも注目されています。では、フリードでの車中泊にニトリのマットは本当に適しているのでしょうか。ここでは、そのメリット・デメリットから、口コミで人気の具体的な商品までを詳しく見ていきましょう。
ニトリ製品のメリット:圧倒的なコストパフォーマンスと入手のしやすさ
ニトリのマットが車中泊で人気を集める最大の理由は、その圧倒的なコストパフォーマンスにあります。 車中泊専用マットは数万円することも珍しくありませんが、ニトリなら数千円から質の良いマットを見つけることができます。 これから車中泊を始めてみたいという方にとって、初期投資を抑えられるのは大きな魅力です。
さらに、全国に店舗を構えているため、思い立った時にすぐに購入できる手軽さもポイントです。 旅の途中で「やっぱりマットが必要だ」と感じた時でも、近くのニトリに立ち寄って調達することが可能です。品質もしっかりしており、家庭用寝具として培われたノウハウが生かされているため、安価ながらも快適な寝心地が期待できます。
ニトリ製品のデメリット:車中泊専用ではないという注意点
一方で、ニトリのマットにはデメリットも存在します。最も大きな点は、車中泊専用に設計されているわけではないということです。 そのため、フリードの荷室やシートを倒したスペースにシンデレラフィットする商品は基本的にありません。 サイズが合わない場合は、マットが余ってしまったり、逆に隙間ができてしまったりすることもあります。
また、アウトドアでの使用を想定していないため、収納時のコンパクトさや、湿気への対策(防水性や速乾性)といった点では、専用品に劣る場合があります。特にウレタンフォームのマットレスは、一度濡れると乾きにくいという性質があるため、結露対策などは別途考える必要があります。
口コミで人気のニトリマットはこれ!
こうしたメリット・デメリットを踏まえた上で、多くのフリードユーザーが実際に活用し、高い評価を得ているニトリのマットが存在します。
特に人気なのが「三つ折りタイプ」や「六つ折りタイプ」のマットレスです。 これらはコンパクトに折りたたむことができるため、車内での収納や持ち運びに便利です。 硬さも「高反発」や「硬質」タイプが選ばれており、シートの段差をものともせず、体をしっかりと支えてくれると評判です。
さらに、意外な伏兵として「風呂マット」を段差解消に活用するアイデアも広まっています。 フリードのシートを倒した際にできる約2〜2.5cmの段差を埋めるのに、ニトリの厚さ2cmの風呂マットが驚くほどフィットするという口コミが多く見られます。 この風呂マットを土台として敷き、その上に寝るためのマットを重ねることで、より快適なフルフラット空間を実現しているのです。
【レビュー】フリード車中泊で人気のニトリマット徹底比較

ニトリには様々な種類のマットがありますが、どれがフリードでの車中泊に最適なのでしょうか。ここでは、実際に多くのユーザーから支持されている人気のシリーズをピックアップし、それぞれの特徴やフリードで使う際のポイントを詳しく比較・解説します。
定番人気!「ごろ寝マット」シリーズ
手軽さとコンパクトさで人気なのが「ごろ寝マット」シリーズです。リビングでのお昼寝やちょっとした休憩用に作られていますが、その使い勝手の良さが車中泊にもマッチします。
このシリーズの最大の魅力は、軽量で収納性に優れている点です。 特に「6つ折り」タイプのものは、非常にコンパクトにたためるため、フリードのような限られたスペースでも邪魔になりにくいのが嬉しいポイントです。 厚みはそれほどありませんが、ちょっとした凹凸をカバーするには十分なクッション性を持っています。価格も非常にリーズナブルなので、車中泊初心者の方が「まずはお試しで」と購入するのにもぴったりです。ただし、本格的な段差を解消するには少し力不足な面もあるため、後述する風呂マットなどと組み合わせて使うのがおすすめです。
厚みが魅力!「三つ折りマットレス」シリーズ
寝心地を最優先するなら、「三つ折りマットレス」シリーズが断然おすすめです。 家庭用のマットレスとして販売されているだけあり、厚みが5cmや10cmといった本格的なものが揃っています。 この厚みがあれば、フリードのシート段差はほとんど気にならなくなり、底付き感のない快適な睡眠環境が手に入ります。
特に人気なのが「高反発」タイプのマットレスです。 適度な硬さで体をしっかりと支えてくれるため、寝返りが打ちやすく、腰への負担も軽減されます。 サイズはシングル(幅約97cm)やセミダブル(幅約120cm)が主流ですが、フリードの荷室幅(約100cm前後)を考えると、シングルサイズが比較的収まりやすいでしょう。 三つ折りにできるため、日中は座席の後ろに立てかけておくなど、収納の工夫は必要になりますが、その寝心地は価格以上の価値があると言えます。
意外な選択肢?段差解消の救世主「風呂マット」
寝具ではありませんが、フリードの車中泊を語る上で絶対に外せないのが、ニトリの「抗菌 風呂マット」です。 一見すると車中泊とは無縁に思えますが、実はフリードのシートを倒した際に生じる微妙な段差を埋めるためのアイテムとして、多くのユーザーから絶大な支持を得ています。
その理由は、厚さ約2cmという絶妙なサイズ感にあります。 フリードの段差にこの風呂マットを数枚敷き詰めることで、驚くほどフラットな土台が完成します。 この上に先ほど紹介した「ごろ寝マット」や「三つ折りマットレス」を敷けば、段差を全く感じさせない理想的な寝床が出来上がります。 価格も1枚数百円と非常に安価なので、コストをかけずに快適性を格段にアップさせられる、まさに「裏ワザ」的なアイテムと言えるでしょう。
ニトリマットをフリードで快適に使うための工夫と注意点

ニトリのマットはコストパフォーマンスに優れていますが、車中泊専用品ではないため、フリードで快適に使うにはいくつかの工夫が必要です。ここでは、サイズ選びから段差解消、収納方法まで、具体的なポイントを解説します。
サイズ選びのポイントとフリードの室内寸法
ニトリのマットを選ぶ上で最も重要なのが、フリードの室内に収まるかどうかです。事前に就寝スペースの寸法を測っておきましょう。
一般的に、フリード(特にフリードプラス)の2列目シートを倒した場合、奥行きは約180cm以上、幅は約100cm前後のスペースが確保できます。 これを基に考えると、ニトリのマットレスでは「シングルサイズ(幅 約97cm × 長さ 約197cm)」が候補になります。 長さが少し余る可能性がありますが、素材がウレタンであれば多少押し込むようにして設置することも可能です。 セミダブルサイズ(幅 約120cm)だと、フリードの荷室には少し大きすぎる可能性が高いでしょう。 購入前には必ず、ご自身のフリードの年式やグレードを確認し、実際にメジャーでサイズを測ることを強くおすすめします。
段差解消のための追加アイテムを賢く利用
前述の通り、フリードで快適な寝床を作るには段差解消が不可欠です。ニトリの「風呂マット」を活用する方法は非常に有効ですが、それ以外にも使えるアイテムがあります。
例えば、使わなくなったクッションやブランケット、衣類などを段差部分に詰めるだけでも、かなりの効果が期待できます。 特にシートの隙間にできる溝には、丸めたタオルなどを詰めておくと、マットが沈み込むのを防ぐことができます。ホームセンターで手に入るウレタンのブロックなどを購入し、段差の形に合わせてカットして使うのも良い方法です。ニトリのマットのクッション性に加え、こうした一手間を加えることで、より完璧なフラット空間を目指しましょう。
悩ましい収納方法と積載のコツ
車中泊では、就寝時以外はマットを収納し、移動や休憩のためのスペースを確保する必要があります。ニトリのマットレス、特に厚みのある三つ折りタイプは、収納時にかさばるのが難点です。
これを解決するためには、収納方法の工夫が求められます。三つ折りマットレスであれば、折りたたんで走行中は後部座席の足元や荷室の隅に立てかけておくのが一般的です。荷物を固定するためのベルトなどを使って、倒れないように工夫すると安全です。ごろ寝マットのような薄いタイプであれば、丸めて収納袋に入れることで、よりコンパクトに収納できます。車中泊の際は、マットの収納スペースも考慮した上で、全体の荷物量を調整することが大切です。
ニトリだけじゃない!フリード車中泊におすすめの多様なマットたち

ニトリのマットは非常に魅力的ですが、世の中には他にも車中泊に適したマットがたくさんあります。それぞれの特徴を知ることで、より自分のスタイルに合った選択ができるようになります。ここでは、ニトリ以外の選択肢として代表的なマットをご紹介します。
ジャストフィットが魅力!車種専用設計マット
フリードの室内に寸分の狂いなくフィットさせたい、という完璧さを求める方には「車種専用設計マット」がおすすめです。 これらのマットは、フリードの床面の形状や凹凸に合わせて精密に作られているため、設置した際に隙間ができたり、マットが余ったりすることがありません。
最大のメリットは、その一体感と設置の手軽さです。段差解消のためのクッションが一体化している製品も多く、マットを広げるだけで理想的なフルフラット空間が完成します。 素材も耐久性や耐水性に優れたものが使われていることが多く、アウトドアでのハードな使用にも耐えられます。ただし、その分価格は高価になる傾向があります。 予算に余裕があり、フリードで頻繁に車中泊をする方にとっては、投資する価値のある選択肢と言えるでしょう。
自動で膨らむ手軽さ!インフレーターマット
キャンプ用品としても人気の「インフレーターマット」も、車中泊で非常に使い勝手の良いアイテムです。 これは、マット内部にウレタンフォームが入っており、バルブを開けるだけで自動的に空気が入って膨らむ仕組みになっています。
インフレーターマットの魅力は、クッション性の高さと収納時のコンパクトさを両立している点です。空気の層とウレタンフォームが、地面の凹凸や冷気をしっかりと遮断してくれます。空気の量を調整することで、自分好みの硬さにできるのもポイントです。収納時は空気を抜いて丸めることで、非常に小さくなるため、フリードの限られた収納スペースを有効活用できます。ただし、穴が開くと使えなくなってしまうというデメリットもあるため、取り扱いには少し注意が必要です。
まるでベッドの寝心地!エアーマット
寝心地を極限まで追求したい方には、「エアーマット」という選択肢もあります。これは、完全に空気だけで膨らませるタイプのマットで、厚さが20cm以上になるものもあり、まるで自宅のベッドで寝ているかのような快適な寝心地を実現できます。
表面がベロア調に加工されているものが多く、肌触りが良いのも特徴です。空気の量を調整することで、好みの硬さに設定できます。最大のメリットはその寝心地ですが、デメリットもいくつかあります。まず、空気の注入と排出に電動ポンプが必要になる場合が多く、少し手間がかかります。また、寝返りを打つと「ギシギシ」という音がしやすいことや、インフレーターマット同様、穴あきのリスクがあることも理解しておく必要があります。
まとめ:フリード車中泊とニトリのマットで賢く快適な旅を

この記事では、フリードでの車中泊にニトリのマットを活用する方法について、多角的に解説してきました。
フリードの車内はシートを倒しても完全なフラットにはならず、快適な睡眠のためにはマットが不可欠です。 ニトリのマットは、車中泊専用品ではありませんが、その圧倒的なコストパフォーマンスと入手のしやすさで、多くのフリードユーザーにとって有力な選択肢となっています。
特に「三つ折りマットレス」は厚みがあり寝心地が良く、「ごろ寝マット」は収納性に優れています。 さらに、裏ワザとして「風呂マット」を段差解消に使うことで、快適性は飛躍的に向上します。 サイズ選びや収納方法には少し工夫が必要ですが、それも車中泊の楽しみの一つと言えるでしょう。
もちろん、予算や求める快適レベルに応じて、車種専用マットやインフレーターマットといった他の選択肢を検討するのも良い方法です。 大切なのは、それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の旅のスタイルに最適な一枚を見つけることです。ニトリのアイテムを賢く活用して、フリードでの車中泊を、より快適で思い出深いものにしてください。


