車中泊で「足を伸ばしてぐっすり眠りたい…」そう思ったことはありませんか?しかし、多くの車で後部座席を倒しても、足元にはやっかいな段差が残ってしまいます。この段差が気になって、なかなか寝付けなかったり、体が痛くなったりすることも。そんな悩みを解決するのが、実は私たちの身近にある「100均」のアイテムなんです。
この記事では、後部座席の足元を埋めるための100均グッズ活用術を、車中泊を考えているあなたに向けて、やさしく、そして詳しく解説していきます。高価な専用品を買う前に、まずは手軽な100均グッズで、あなたの愛車を快適な寝室に変身させてみませんか?「こんなものが使えるの?」という意外なアイテムから、具体的なDIYアイデアまで、たっぷりとご紹介します。
なぜ後部座席の足元を埋める必要があるの?車中泊でのメリット

車中泊を快適にするためには、車内をいかに「家」の寝室に近づけるかが重要です。その第一歩が、後部座席の足元にある段差をなくし、フラットな空間を作り出すことです。一見、小さな手間に思えるかもしれませんが、このひと手間が車中泊の質を大きく左右します。
フルフラット化で就寝スペースを確保
車中泊で最も重要なのは、快適な睡眠です。後部座席を倒しただけでは、足元に空間ができてしまい、体が「くの字」になったり、寝返りが打ちにくかったりします。 この段差を埋めてフルフラットな状態にすることで、足をまっすぐ伸ばして眠れる広々とした就寝スペースが生まれます。 まるで自宅のベッドのようにリラックスできれば、旅の疲れもしっかりと癒やすことができるでしょう。特に、腰痛持ちの方や、寝心地にこだわりたい方にとって、このフルフラット化は必須の作業と言えます。
荷物置き場としての安定性向上
車内は限られたスペースですから、就寝スペースだけでなく、荷物の置き場所の確保も重要です。後部座席の足元の空間は、そのままでは荷物が安定せず、走行中に転がったり、崩れたりする原因になります。しかし、このスペースをしっかりと埋めることで、安定した荷物置き場として活用できます。 例えば、クーラーボックスや着替えを入れた収納ボックスなどを置くのに最適です。 就寝時には荷物を足元に、日中は座席の上にと、スペースを有効活用することで、車内を常に整理整頓された状態に保つことができます。
子供やペットの安全対策にも
小さなお子様やペットと一緒に車中泊を楽しむ場合、安全性への配慮は欠かせません。後部座席の足元の隙間は、子供が誤って足を踏み外したり、ペットが落ちてしまったりする危険性があります。この隙間を100均グッズなどでしっかりと埋めておくことで、思わぬ事故を防ぐことができます。クッションやマットで埋めておけば、万が一転んだ際にも衝撃を和らげてくれるでしょう。家族みんなが安心して過ごせる空間を作るためにも、足元の段差解消は非常に大切なポイントです。
【決定版】後部座席の足元を埋める100均アイテム一覧

後部座席の足元を埋める、と一言で言っても、どんなアイテムを使えば良いのでしょうか。ここでは、ダイソーやセリアといった100円ショップで手軽に手に入る、おすすめのアイテムをご紹介します。 コストを抑えながらも、工夫次第で驚くほど快適な空間を作り出せますよ。
定番中の定番!「収納ボックス・コンテナ」
車中泊の段差解消アイテムとして、最も多くの人に利用されているのが収納ボックスやコンテナです。 ダイソーなどで販売されている折りたたみコンテナや、セリアのバックルBOXなどが人気です。 これらを選ぶメリットは、段差を埋める土台として使えるだけでなく、収納スペースとしても活用できる点にあります。 車中泊に必要な小物や衣類をボックスにしまっておけば、車内がすっきりと片付きます。 複数のボックスを並べて高さを合わせることで、簡単にフラットな土台を作ることができます。 使わないときは折りたたんでコンパクトになるタイプもあり、非常に便利です。
軽くて丈夫な「発泡スチロールブロック」
ホームセンターなどで見かけることが多い発泡スチロールブロックですが、実は100均でも手に入ることがあります。このアイテムの最大の魅力は、その軽さと加工のしやすさです。カッターナイフなどで簡単にカットできるため、車の床の微妙な凹凸や、必要な高さにぴったりと合わせることができます。また、断熱性にも優れているため、床からの冷気をシャットアウトする効果も期待できます。ただし、強度には限界があるため、上に直接乗るのではなく、板などを渡して荷重を分散させる工夫をすると良いでしょう。
高さを微調整できる「ジョイントマット」
子供部屋などで使われることが多いジョイントマットも、車中泊で大活躍するアイテムの一つです。 1枚1枚は薄いですが、複数枚重ねることでミリ単位の高さ調整が可能になります。後部座席を倒した際にできる微妙な段差を解消するのに最適です。 また、クッション性があるため、寝心地を向上させる効果もあります。 汚れてもその部分だけを取り外して洗える手軽さも嬉しいポイント。床に敷き詰めて、その上に収納ボックスを置くといった合わせ技もおすすめです。
意外な伏兵?「園芸用ブロック・レンガ」
少し意外に思われるかもしれませんが、100均の園芸コーナーにあるプラスチック製のブロックやレンガも活用できます。これらは軽量でありながら、ある程度の強度を持っているのが特徴です。特に、収納ボックスだけでは高さが足りない場合の「かさ上げ」に役立ちます。ただし、硬い素材なので、床や車体を傷つけないように、下にマットを敷くなどの配慮が必要です。また、走行中に動かないように、滑り止めシートなどと組み合わせて使うとより安全です。
隙間を埋めるのに便利な「クッション・座布団」
段差解消の仕上げとして、あるいは小さな隙間を埋めるために非常に便利なのがクッションや座布団です。 100均には様々なサイズや厚みのクッションがあります。 これらを隙間に詰め込むことで、寝返りを打った際の体の落ち込みを防ぎ、よりフラットな寝心地を実現できます。 また、タオルケットやブランケットなどをクッションカバーに詰め込んで、オリジナルのクッションを作るのも良い方法です。 そうすることで、荷物を減らしつつ、快適性を高めることができます。
100均グッズで実践!後部座席の足元を埋める具体的なアイデア

アイテムを揃えたら、次はいよいよ実践です。ここでは、100均グッズを組み合わせて、後部座席の足元を快適なフラット空間に変えるための具体的なアイデアを、ステップごとに分かりやすくご紹介します。
【基本編】収納ボックスを並べるだけ!簡単設置方法
最も手軽で初心者におすすめなのが、収納ボックスを並べる方法です。 まず、後部座席を倒し、足元のスペースの寸法(幅、奥行き、高さ)を測ります。そのサイズに合う収納ボックスを100均で選び、足元に敷き詰めるように並べます。このとき、同じ種類のボックスで揃えると、高さが均一になり安定しやすくなります。ボックスとシートの間に隙間ができてしまう場合は、タオルやクッションを詰めてガタつきを防ぎましょう。 これだけで、驚くほど安定したスペースが完成します。ボックスの中にはすぐに使わない荷物を収納しておけば、一石二鳥です。
【応用編】ボックス+板で完璧なフラット空間を作るDIY
もう少し本格的なフラットスペースを目指すなら、収納ボックスと板を組み合わせるDIYがおすすめです。 まずは基本編と同様に、収納ボックスを足元に並べて土台を作ります。次に、ホームセンターなどで手に入る合板(コンパネ)を、後部座席から荷室の端までのサイズに合わせてカットします(ホームセンターのカットサービスを利用すると便利です)。その板を、設置した収納ボックスの上に置けば、段差のない広々としたベッドスペースが完成します。板の上にクッションフロアやカーペットを貼ると、見た目も良く、さらに快適になります。 この方法は、強度と安定性が格段にアップするのが魅力です。
【安定性UP】発泡スチロールとマットの合わせ技
車の床は完全に平らではなく、微妙な凹凸があることが多いです。そんな時に役立つのが、発泡スチロールブロックとジョイントマットの組み合わせです。まず、床の凹凸に合わせて発泡スチロールブロックをカッターで削り、土台を安定させます。その上にジョイントマットを敷き詰めて高さを調整し、さらにその上に収納ボックスや板を置くことで、より完璧な水平を作り出すことができます。この一手間を加えることで、寝返りを打ってもギシギシと音がしたり、ガタついたりすることがなくなり、睡眠の質が向上します。
【注意点】走行中の安全性と設置のコツ
後部座席の足元を埋める際に、忘れてはならないのが安全性です。設置したボックスや板は、走行中に動かないようにしっかりと固定することが重要です。急ブレーキをかけた際に、荷物が運転席側に飛んでくると非常に危険です。滑り止めシートを敷いたり、荷締めベルトなどで固定したりする工夫をしましょう。また、人を乗せて走る際は、必ず設置したものを取り外し、シートベルトが正常に機能する状態に戻してください。快適さを追求するあまり、安全性を疎かにしないよう、常に心がけましょう。
100均だけで大丈夫?メリット・デメリットと注意点

100均グッズは手軽で魅力的ですが、「本当に100均のアイテムだけで大丈夫なの?」と不安に思う方もいるかもしれません。ここでは、100均グッズを活用するメリットとデメリット、そして安全に使うための注意点を正直にお伝えします。
メリット:圧倒的なコストパフォーマンスと手軽さ
100均グッズ最大のメリットは、何と言ってもその圧倒的なコストパフォーマンスです。 車中泊専用のベッドキットなどは数万円することもありますが、100均であれば数千円もあれば十分に快適な空間を作ることが可能です。 これから車中泊を始めてみたいという方にとって、初期投資を抑えられるのは大きな魅力でしょう。 また、ダイソーやセリアなど、全国どこにでもあるお店で手軽に材料を揃えられるのも嬉しいポイントです。 「ちょっと試してみよう」と思い立った時に、すぐにチャレンジできる手軽さが100均活用の醍醐味です。
デメリット:耐久性と安定性への懸念
一方で、デメリットも存在します。それは、耐久性と安定性です。 やはり専用品と比べると、100均の収納ボックスやプラスチック製品は強度が劣る場合があります。 長期間、繰り返し重い負荷をかけると、割れたり変形したりする可能性があります。また、複数のアイテムを組み合わせているため、どうしてもガタつきやすくなることも考えられます。特に、体重のかかる就寝スペースとして使う場合は、一部分に荷重が集中しないように板を渡すなど、強度を補う工夫が必要になるでしょう。
安全に使うためのチェックポイント
100均グッズを安全に活用するためには、いくつかのチェックポイントがあります。まず、耐荷重の表示がある製品は必ず確認し、それを超えるような使い方は避けましょう。次に、設置した後は必ず手で揺すってみて、安定性を確認してください。もしガタつくようであれば、隙間にクッション材を詰めるなどして、しっかりと固定することが大切です。そして最も重要なのが、走行前の安全確認です。人を乗せる際は元の状態に戻すこと、荷物が運転の妨げにならないように固定されていることを必ず確認する習慣をつけましょう。これらの点を守れば、100均グッズでも安全で快適な車中泊を楽しむことができます。
100均以外も検討!後部座席の足元を埋める専用グッズ

100均グッズでの段差解消は非常に手軽で魅力的ですが、世の中にはより快適性や利便性を追求した専用グッズもたくさん存在します。100均でのDIYを試してみて、「もっとこうだったら良いのに」と感じた方は、これらのアイテムを検討してみるのも良いでしょう。
車種専用設計の段差解消マット
特定の車種に合わせて設計された段差解消マットやベッドキットは、フィット感が抜群です。まるで純正品のように、後部座席から荷室にかけての段差や隙間をぴったりと埋めてくれます。設置の手間がほとんどかからず、誰でも簡単に完璧なフラットスペースを作り出せるのが最大のメリットです。価格は高めになりますが、車中泊の頻度が高い方や、DIYが苦手な方にとっては、投資する価値のあるアイテムと言えるでしょう。
空気で膨らませるエアクッション
後部座席の足元スペースに特化した、空気で膨らませるタイプのクッションも人気です。 電動ポンプを使えば数十秒で膨らみ、足元に置くだけで隙間を埋めることができます。 このタイプの最大のメリットは、使わないときは空気を抜いてコンパクトに収納できることです。 車内のスペースを圧迫しないため、普段使いと車中泊を両立したい方に最適です。また、空気の量を調整することで、高さを微調整できるのも便利な点です。 助手席の足元に置いてフットレスト(足置き)として使うこともできます。
DIYの定番「イレクターパイプ」
DIYが得意な方であれば、「イレクターパイプ」を使ったベッドキットの自作も選択肢の一つです。イレクターパイプは、金属のパイプをプラスチックでコーティングしたもので、様々な種類のジョイントパーツと組み合わせることで、自由に骨組みを作ることができます。ホームセンターで手軽に購入でき、自分の車のサイズや好みに合わせて、強度も高さも思い通りのベッドを作れるのが魅力です。100均DIYからのステップアップとして、世界に一つだけのオリジナル車中泊空間を作り上げてみてはいかがでしょうか。
まとめ:100均グッズで後部座席の足元を賢く埋めて快適な車内空間を

今回は、100均グッズを使って後部座席の足元を埋め、車中泊を快適にするための方法を詳しくご紹介しました。
収納ボックスやジョイントマット、クッションといった身近なアイテムを工夫して組み合わせるだけで、足を伸ばして眠れるフラットな空間は意外と簡単に作り出せます。 まずは収納ボックスを並べるだけの簡単な方法から試してみて、そこから板を渡したり、高さを調整したりと、自分の車やスタイルに合わせてステップアップしていくのがおすすめです。
もちろん、100均グッズには耐久性の面で専用品に劣る部分もありますが、それを補う工夫をすること自体もDIYの楽しみの一つです。 何よりも、低コストで気軽に始められるという大きなメリットがあります。
この記事を参考に、ぜひあなたも100均グッズを活用して、後部座席の足元の段差を解消し、快適な車中泊の第一歩を踏み出してください。賢く工夫して、自分だけの最高の移動式秘密基地を作り上げましょう。


