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車のサンシェードはサイドにつけると違法?法律の基準と正しい使い方

車のサンシェードはサイドにつけると違法?法律の基準と正しい使い方
車のサンシェードはサイドにつけると違法?法律の基準と正しい使い方
車中泊の基本と準備

車中泊や夏の日差し対策として大活躍するサンシェード。「サイドガラスにつけたまま運転しても大丈夫かな?」と疑問に思ったことはありませんか?実は、取り付ける場所によっては法律違反となり、警察に捕まってしまう可能性があります。

この記事では、サンシェードに関する法律のルールや、違反にならないための正しい使い方、そして車中泊を快適にするための選び方について、初心者の方にもわかりやすく解説します。知らなかったでは済まされない大切なポイントを、一緒に確認していきましょう。

車のサンシェードをサイドにつけると違法になるケースとは?

日差しが強い日などは、運転席や助手席の横にもサンシェードをつけたまま走りたくなりますよね。しかし、これは基本的に法律違反となる可能性が非常に高い行為です。まずは、どの法律に触れるのか、どのようなケースがNGなのかを詳しく見ていきましょう。

運転席と助手席の窓は基本的にNG

結論から言うと、走行中に運転席と助手席の窓ガラス(サイドガラス)にサンシェードを取り付けることは禁止されています。これは「道路交通法」や「道路運送車両法」といった法律で定められており、運転手の視界を遮るものを設置してはいけないというルールがあるためです。

運転中は、前方だけでなく左右の安全確認も欠かせません。交差点を曲がる際や車線変更をする際、サイドガラスにサンシェードがあると、歩行者やバイク、他の車が見えなくなってしまいます。一瞬の判断遅れが大きな事故につながるため、ここには厳しい制限が設けられているのです。

透過率70%の壁と法律の規定

法律では、運転席・助手席の窓ガラスおよびフロントガラスについて、「可視光線透過率が70%以上でなければならない」と定められています。これは、光がどれくらい通るかを示す数値で、数値が低いほど視界が暗くなります。何も貼っていない透明なガラスでも透過率は100%ではなく、実際には80%前後の車種が多いです。

そのため、たとえ薄い色のサンシェードやフィルムであっても、ガラスに重ねることで透過率が70%を下回ってしまうことがほとんどです。透過率が70%を切る状態で公道を走行することは、道路運送車両法の保安基準違反となります。これは車検に通らないだけでなく、警察の取り締まり対象にもなる重要な基準です。

メッシュタイプやカーテンなら大丈夫?

「真っ黒なシェードはダメでも、外が見えるメッシュタイプやレースのカーテンなら大丈夫ではないか?」と考える方もいるかもしれません。しかし、残念ながらこれらも走行中の使用は原則として違法と判断されます。メッシュ越しに外が見えたとしても、それはクリアな視界とは言えません。

道路交通法第55条第2項では、運転者の視野を妨げるような積載をして運転することを禁じています。メッシュやカーテンは、人の目で見ると透けていても、視界を妨げる障害物とみなされます。特に夜間やトンネル内では視認性が著しく落ちるため、形状や素材に関わらず、運転席・助手席側への設置は避ける必要があります。

停車中や駐車中の使用はもちろん合法

ここで安心していただきたいのは、違法になるのはあくまで「走行中」の話だということです。車を完全に停車させている時や、駐車場に駐めている間であれば、どの窓にサンシェードをつけても法律上の問題はありません。

車中泊で寝るときや、休憩中に車内で食事をする際などは、むしろ積極的にサンシェードを使ってプライバシーを守りましょう。大切なのは、車を発進させる前に必ず運転席と助手席、そしてフロントガラスのサンシェードを取り外すことです。「少しの距離だから」という油断が違反につながりますので、習慣づけることが大切です。

走行中にサンシェードをして捕まるとどうなる?罰金と点数

もしも、うっかりサンシェードをつけたまま運転していて警察に止められてしまった場合、どのようなペナルティがあるのでしょうか。ここでは、具体的な反則金の金額や違反点数について解説します。楽しいドライブや車中泊の旅を台無しにしないためにも、リスクをしっかり把握しておきましょう。

違反点数と反則金の具体的な金額

運転席や助手席の窓にサンシェードをつけて走行し、警察に取り締まられた場合、一般的には「乗車積載方法違反」が適用されることが多いです。この違反をした場合のペナルティは以下のようになります。

【乗車積載方法違反の罰則】

・違反点数:1点

・反則金(普通車):6,000円

・反則金(大型車):7,000円

たった数千円と思うかもしれませんが、せっかくの旅行費用が反則金に消えてしまうのは悲しいものです。また、違反点数が加算されることで、ゴールド免許の資格を失ったり、次回の免許更新時の講習区分が変わったりするデメリットもあります。

車検に通らなくなる可能性も高い

吸盤などで簡単に取り外せるサンシェードであれば、車検の時だけ外せば問題ありません。しかし、吸盤ではなくレールを取り付けてカーテンを設置している場合や、窓ガラスに直接シールタイプのシェードやフィルムを貼っている場合は注意が必要です。

これらの装備が「指定部品」としての基準を満たしていない、あるいは可視光線透過率が70%を下回っていると判断されると、車検に通りません。その場で剥がすように指示されるか、再検査となってしまいます。特に粘着力の強いフィルムなどは、剥がすのに専門業者への依頼が必要になり、余計な出費がかさむこともあります。

事故を起こした際の過失割合への影響

もっとも怖いのは、サンシェードが原因で事故を起こしてしまった場合です。視界が遮られていたことで歩行者や自転車の発見が遅れ、事故につながったと警察に判断されると、「安全運転義務違反」などの重い責任を問われる可能性があります。

また、民事上の損害賠償においても不利になることがあります。「視界を妨げるものを違法に設置していた」という事実は、過失割合を算出する際に、運転手側の過失を重くする要素になり得ます。自分だけでなく相手の人生も守るために、視界の確保は何よりも優先すべき安全対策です。

後部座席のサイドガラスならサンシェードは問題ない?

運転席と助手席が厳しいルールで縛られている一方で、後部座席(リアサイドガラス)や後ろのガラス(リアガラス)についてはどうなのでしょうか。ここからは、後部座席のルールと注意点について解説します。

後ろの席は視界確保のルールが異なる

結論から言いますと、後部座席の窓ガラスにサンシェードやカーテンを取り付けて走行することは、基本的に違法ではありません。法律上、運転席より後ろの窓ガラスに関しては、可視光線透過率70%以上という厳しい基準が適用されないからです。

実際、多くのミニバンやSUVでは、純正の状態でも後部座席のガラスが黒っぽく着色された「プライバシーガラス」になっています。これは、後部座席の視界が運転に直接的な影響を与えにくいと考えられているためです。そのため、後ろの席に子供を乗せる際などに日よけをつけることは問題ありません。

フィルムやカーテンを取り付ける際の注意点

違法ではないといっても、何でもありというわけではありません。後部座席にサンシェードやフィルムを取り付ける際は、後続車の確認ができるかどうかを意識する必要があります。最近の車はサイドミラーが大きくなっており、サイドミラーだけで後方確認が可能であれば、リアガラスが完全に塞がれていても直ちに違反とはなりません(トラックなどは後ろが見えない構造のものも多いため)。

しかし、安全面を考えると、運転席からルームミラー(バックミラー)を通じて後ろが見える状態が理想的です。あまりに濃いフィルムや分厚いシェードで完全に視界をゼロにしてしまうと、後ろから緊急車両が近づいてきた時などに気づくのが遅れるリスクがあります。

運転手の視界を遮らないことが絶対条件

後部座席のサンシェードを使用する場合でも、絶対に守らなければならないルールがあります。それは、「運転席からの視界を物理的に邪魔しないこと」です。例えば、後部座席と運転席の間を仕切るような大きなカーテンなどは、バックミラーでの後方確認を妨げる可能性があります。

また、後部座席のサンシェードが不意に外れて運転席側に飛んできたりすると大変危険です。吸盤の吸着力が弱くなっていないか、走行中にバタバタと暴れて運転の気が散らないかなど、同乗者の快適さだけでなく、ドライバーの安全確保にも気を配るようにしましょう。

車中泊で使うサンシェードの正しい選び方と注意点

車中泊を楽しむブログ読者の皆様にとって、サンシェードは単なる日よけ以上の重要アイテムです。寝る時のプライバシー確保や、冬場の防寒対策としても欠かせません。ここでは、車中泊に特化したサンシェードの選び方と使い方のポイントをご紹介します。

断熱性と遮光性を重視した素材選び

車中泊で快適に眠るためには、外気温の影響をできるだけ抑える必要があります。夏は直射日光による車内温度の上昇を防ぎ、冬は窓からの冷気を遮断しなければなりません。そのため、ペラペラの薄い生地ではなく、「断熱材が入った多重構造」のサンシェードを選ぶのがおすすめです。

また、遮光性も重要です。道の駅やサービスエリアなどでは、夜間でも街灯が明るいことがよくあります。遮光性が低いと、外の光が気になって熟睡できないことがあります。裏地がアルミ蒸着加工されているものや、ブラックアウトされているものを選ぶと、朝までぐっすり眠れるでしょう。

車種専用設計がおすすめな理由

汎用品のサンシェードは安価で手に入りやすいですが、どうしても窓の形に合わずに隙間ができがちです。その隙間から中が見えてしまったり、光が漏れてきたりすると、落ち着いて過ごせません。車中泊用として購入するなら、自分の車の窓の形にぴったり合う「車種専用設計」のシェードが断然おすすめです。

車種専用であれば、ガラス面全体をきれいに覆うことができるため、断熱効果も格段に上がります。吸盤の位置も窓の開閉に干渉しないように計算されていることが多く、取り付けや取り外しがスムーズに行えます。少し値段は張りますが、快適さを買うと思って投資する価値は十分にあります。

収納のしやすさと取り付けの手軽さ

車中泊の旅では、限られた車内スペースを有効に使う必要があります。使わない時にかさばってしまうサンシェードは、荷物になって邪魔になります。折りたたむとコンパクトになるものや、専用の収納袋がついているものを選びましょう。

また、毎晩の設置と毎朝の撤収作業は意外と手間に感じるものです。吸盤タイプは定番ですが、最近ではマグネットで窓枠にピタッとつくタイプや、窓枠にはめ込むだけのタイプも人気です。ご自身の性格や車の構造に合わせて、ストレスなく使えるものを選ぶことが長続きの秘訣です。

走行前には必ず取り外す習慣をつける

車中泊用のサンシェードは、遮光性が高いため、つけたままでは外が全く見えません。そのため、出発前には「全窓取り外し」を基本ルールにしてください。後部座席はつけたままでも違法ではありませんが、車中泊用の分厚いシェードは視界を完全に塞いでしまうため、安全確認の観点からは外した方が無難です。

安全のためのチェックポイント

出発前のルーティンとして、運転席に座ったらまず「右よし、左よし、後ろよし」と声に出して確認しましょう。もしサンシェードが残っていれば、その瞬間に気づくことができます。同乗者がいる場合は、出発前に「シェード外した?」と声を掛け合うのも良い習慣です。

サンシェード以外の日よけ対策!合法的に快適さを保つ方法

「走行中も日差しが暑いから何とかしたい」という悩みは尽きませんよね。サンシェードが使えない運転席・助手席でも、法律を守りながら快適さをアップさせる方法はいくつかあります。最後に、合法的な日よけ対策と暑さ対策をご紹介します。

紫外線カット効果のある透明断熱フィルム

一つ目の方法は、プロに依頼して「透明断熱フィルム」を貼ることです。これは、可視光線透過率70%以上の基準をクリアした透明なフィルムで、紫外線(UV)だけでなく、ジリジリとした暑さの原因である赤外線(IR)もカットしてくれる高性能なものがあります。

見た目は透明なので視界は良好ですが、肌に感じる熱さはかなり軽減されます。ただし、施工には技術が必要で、安易に自分で貼ると気泡が入ったり、透過率が基準を下回ってしまったりすることがあります。必ず専門の施工店に相談し、車検対応の証明書が出るフィルムを選んでください。

エアコン効率を上げるための車内工夫

直射日光を防げないなら、車内全体の温度管理でカバーしましょう。エアコンの効きを良くするためには、サーキュレーターや車載扇風機を併用して、車内の空気を循環させるのが効果的です。冷たい空気は下にたまるので、足元の冷気を上に持ち上げるように風を回すと、効率よく涼しくなります。

また、ダッシュボードが高温になると、そこからの放射熱で車内が暑くなります。駐車中は必ずフロントガラスにサンシェードをしてダッシュボードを守り、走行開始時は窓を全開にして熱気を逃がしてからエアコンをつけるなど、基本的な対策を徹底しましょう。

服装やアームカバーでの紫外線対策

物理的に窓を塞ぐのではなく、自分自身をガードするのも有効な手段です。運転中に右腕だけ日焼けしてしまうのは「ドライバーあるある」ですが、これはUVカット効果のあるアームカバーや長袖のシャツを着ることで防げます。

最近のアームカバーは接触冷感素材のものも多く、つけている方が涼しく感じることもあります。また、偏光サングラスを着用すれば、ダッシュボードの映り込みや路面の照り返しを防ぎ、日差しの眩しさを軽減できるため、目の疲れも違ってきますよ。

まとめ:車のサンシェードはサイドへの設置場所に注意して違法を防ごう

まとめ
まとめ

今回は、車のサンシェードをサイドガラスに取り付ける際の法律や注意点について解説してきました。ポイントを振り返ってみましょう。

まず、走行中に運転席と助手席の窓ガラスにサンシェードを取り付けることは違法です。これは、外が見えるメッシュタイプやカーテンであっても同様で、違反すると反則金や違反点数が科せられます。何より、視界が悪くなることで事故のリスクが高まるため、絶対にやめましょう。

一方で、後部座席の窓については走行中の使用も認められていますし、駐車中であればどの窓に使っても問題ありません。車中泊の際は、断熱性が高く車種専用のサンシェードをフル活用して、快適なプライベート空間を作ってください。

日差しの強い季節は対策に悩みますが、法律の範囲内で工夫することが、自分と周りの安全を守ることにつながります。ルールを正しく理解して、安全で楽しいカーライフや車中泊の旅を楽しんでくださいね。

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