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四国の道の駅で車中泊!快適に過ごすためのスポット選びとマナーガイド

車中泊スポットと場所

四国といえば、美しい海や雄大な山々、そして八十八ヶ所を巡るお遍路文化が根付く、旅人にとって魅力あふれるエリアです。愛媛のミカン、香川のうどん、高知のカツオ、徳島の阿波尾鶏など、グルメの宝庫でもあります。そんな四国を自由に、そしてリーズナブルに巡る手段として「車中泊」を選ぶ人が増えています。

車中泊なら、時間を気にせず絶景スポットで夕日を眺めたり、早朝から混雑する人気店に並んだりと、旅のプランを柔軟に組み立てることができます。しかし、初めて四国で車中泊をする場合、「どこで寝ればいいの?」「道の駅で泊まっても怒られない?」といった不安もあるでしょう。この記事では、四国での車中泊を検討している方に向けて、安心して利用できる道の駅の情報や、絶対に守るべきマナー、そして旅をより快適にするためのポイントをわかりやすくご紹介します。

車中泊で巡る四国の道の駅!魅力と注意すべき基本ルール

四国には約90ヶ所もの道の駅が点在しており、その多くが風光明媚な場所や交通の要衝に位置しています。ドライブの休憩地点としてだけでなく、地元の美味しい食材が手に入る直売所や、温泉施設を併設している場所も多く、旅の拠点として非常に便利です。しかし、道の駅を利用する際には、そこが「宿泊施設」ではなく「休憩施設」であることを理解しておく必要があります。

「仮眠」と「車中泊」の違いを知っておく

まず大前提として、国土交通省の見解では、道の駅はあくまで「休憩施設」であり、宿泊目的での利用は推奨されていません。しかし、長距離運転による疲労事故を防ぐための「仮眠」は認められています。この「仮眠」と「宿泊(キャンプ行為)」の線引きが、近年非常に重要視されています。

一般的に、エンジンを切り、車内で静かに数時間眠って疲れを取るのは「仮眠」として許容される傾向にあります。一方で、駐車場にテーブルや椅子を出してくつろぐ、車外で調理をする、テントを張る、何日も同じ場所に居座るといった行為は「キャンプ行為」や「占有」とみなされ、マナー違反となります。あくまで「運転の疲れを癒やすために一時的に休ませてもらっている」という感謝の気持ちと謙虚な姿勢を持つことが大切です。

トラブルを避けるための必須マナー

四国の道の駅は、地元の方々の生活の場でもあります。近隣住民や他の利用者に迷惑をかけないよう、以下のマナーを徹底しましょう。

まず、アイドリングストップは必須です。夏や冬はエアコンを使いたくなりますが、騒音や排気ガスは周囲の迷惑になります。季節に応じた寝具やポータブル電源を活用して、エンジンを切っても快適に過ごせる工夫をしてください。また、ゴミの処理も重要です。家庭ゴミや車中泊で出た弁当の空き箱などを、道の駅のゴミ箱に捨てるのは厳禁です。ゴミは必ず自宅まで持ち帰るか、有料のゴミ回収システムがあるRVパークなどを利用しましょう。

夜間の騒音もトラブルの原因になります。ドアの開閉音や話し声は、静かな夜には意外と響くものです。夜遅い時間は静かに過ごし、トイレの使用なども配慮を持って行いましょう。

四国ならではのお遍路文化と「お接待」の心

四国には、お遍路さんを温かく迎える「お接待」という文化があります。道の駅でも、車中泊をしている旅人に親切に声をかけてくれる地元の方がいらっしゃいます。そうした温かい交流も四国旅の醍醐味ですが、それに甘えすぎないことも大切です。

「お遍路で回っているから何をしても許される」ということはありません。むしろ、白衣を着ていたり、車にお遍路グッズを積んでいたりする場合は、より一層マナーを守り、他の模範となるような行動を心がけたいものです。地元の方々との良好な関係が、次の旅人へとつながる「お接待」の連鎖を守ることになります。道の駅を利用する際は、直売所で野菜を買ったり、食堂で食事をしたりして、少しでも地域にお金を落として還元することも、素晴らしいマナーの一つと言えるでしょう。

温泉併設が嬉しい!四国のおすすめ道の駅【愛媛・高知編】

四国の西側と南側に位置する愛媛県と高知県は、海沿いの絶景ルートや山間の静かなスポットが多く、ドライブ旅に最適です。ここでは、特に「温泉」や「絶景」が楽しめるおすすめの道の駅を紹介します。

愛媛県:道の駅「小松オアシス」と「ふたみ」

愛媛県西条市にある道の駅「小松オアシス」は、松山自動車道の石鎚山サービスエリアに隣接しており、高速道路からも一般道からもアクセスできる非常に便利なスポットです。ここの最大の魅力は、天然温泉「椿温泉こまつ」が併設されていること。露天風呂からは瀬戸内海や石鎚山系の山々を一望でき、旅の疲れを癒やすには最高のロケーションです。駐車場も広く、比較的静かに過ごせるため、車中泊ユーザーにも人気があります。

また、伊予市にある道の駅「ふたみ」は、「沈む夕日が立ちどまる町」として知られる双海町にあり、目の前に美しい砂浜が広がります。夕暮れ時の景色は圧巻で、多くの観光客で賑わいます。ただし、人気の観光地であるため、休日は駐車場が混雑することがあります。車中泊をする場合は、早めの到着を心がけるか、混雑時は無理に長居せず、周辺の静かなスポットへ移動するなどの配慮も必要です。

高知県:道の駅「四万十とおわ」と「なぶら土佐佐賀」

高知県は東西に非常に長く、移動距離が長くなりがちなので、適切な休憩ポイントの確保が重要です。四万十川の中流域に位置する道の駅「四万十とおわ」は、日本最後の清流と呼ばれる四万十川の絶景を眼下に望める素晴らしいロケーションです。地元の栗を使ったスイーツや、四万十川の天然アユなどのグルメも充実しています。夜は川のせせらぎを聞きながら、静かな時間を過ごせるでしょう。

太平洋側の黒潮町にある道の駅「なぶら土佐佐賀」は、カツオのタタキの実演販売が見られることで有名です。焼きたてのカツオは絶品で、夕食の調達にも困りません。駐車場も広く平坦で、トイレも清潔に保たれています。高知のダイナミックな自然と食を同時に楽しめる、おすすめのスポットです。

温泉施設が近くにあるメリット

車中泊の旅において、入浴施設の有無は快適さを大きく左右します。特に夏場やお遍路で歩き回った後は、汗を流してリフレッシュしたいものです。道の駅に温泉が併設されていれば、お風呂上がりに移動することなく、そのまま車内でくつろぐことができます。これは、特に冬場において「湯冷め」を防ぐ意味でも大きなメリットです。

もし道の駅に温泉が併設されていなくても、四国には多くの「日帰り温泉」や「銭湯」があります。事前にGoogleマップなどで「近くの温泉」を検索し、入浴を済ませてから道の駅に向かうルートを組むのがおすすめです。愛媛の道後温泉など有名な温泉地周辺は駐車場が混み合うこともあるため、少し離れた郊外の温泉付き道の駅を利用するのも賢い選択です。

うどん県や阿波踊りも!四国のおすすめ道の駅【香川・徳島編】

四国の東側、香川県と徳島県は、本州からのアクセスが良く、四国旅の玄関口となるエリアです。ご当地グルメや観光名所も多く、短期間の旅行でも充実した体験ができます。

徳島県:道の駅「くるくる なると」と「いたの」

徳島県鳴門市に2022年にオープンした道の駅「くるくる なると」は、今四国で最も注目されている道の駅の一つです。「食のテーマパーク」をコンセプトにしており、鳴門金時(サツマイモ)を使ったスイーツや、豪華な海鮮丼など、ここでしか味わえないグルメが満載です。非常に人気があり、昼間は駐車場が満車になることも珍しくありません。車中泊での利用を考える場合、夜間は比較的空いていますが、駐車場の一部に傾斜がある場所があるため、平らな場所を選んで停める工夫が必要です。

また、板野町にある道の駅「いたの」も新しく、高規格な設備が魅力です。災害時の防災拠点としても機能するように設計されており、駐車場は広大でフラット、トイレも最新式で非常に清潔です。足湯施設やドッグランもあり、旅の疲れを癒やすには最適です。高松方面や徳島市内へのアクセスも良いため、旅の中継地点として非常に優秀です。

香川県:道の駅「とよはま」と「ふれあいパークみの」

香川県観音寺市にある道の駅「とよはま」は、香川と愛媛の県境に位置しています。ここの見どころは、なんといっても美しい夕日です。「黄金持ちの聖地」としてもPRしており、金運スポットとしても人気があります。敷地内には地元の新鮮な魚介類を扱う市場食堂があり、美味しい海鮮丼やうどんを楽しむことができます。国道11号線沿いでアクセスも良好ですが、夜間はトラックの利用も多いため、耳栓などを持参するとより安眠できるでしょう。

三豊市にある道の駅「ふれあいパークみの」は、天然温泉「大師の湯」や宿泊施設、大きな公園が一体となった複合施設です。温泉にゆっくり浸かった後、移動せずにそのまま車で休めるのは大きな魅力です。特に家族連れには、日中は公園で遊び、夜は温泉で温まるというプランが立てやすくおすすめです。ただし、温泉施設利用者の出入りがある時間は多少賑やかなので、駐車位置は施設の入り口から少し離れた場所を選ぶと良いでしょう。

グルメや絶景を楽しめるスポットの選び方

香川・徳島エリアの道の駅を選ぶ際は、「何をメインに楽しみたいか」を明確にすると失敗がありません。例えば、「朝一番に有名うどん店に行きたい」のであれば、その店の近くにある道の駅やRVパークを拠点にするのが効率的です。香川県の有名うどん店は、早朝から営業して昼過ぎには閉まるところも多いため、前泊の場所選びが重要になります。

また、徳島の鳴門海峡で「渦潮」を見たい場合は、鳴門市内の道の駅が便利ですが、海沿いは風が強いこともあります。強風の日は、車体が揺れて眠りにくいことがあるため、少し内陸にある道の駅(例:道の駅「第九の里」など)を選ぶといった柔軟な対応も、快適な車中泊には欠かせません。

快適に過ごすための道の駅選びのポイントとRVパーク

「どこでも寝られる」のが車中泊の良さですが、場所選びを間違えると「うるさくて眠れない」「トイレが汚くて辛い」といった事態になりかねません。ここでは、快適な夜を過ごすための具体的なチェックポイントと、安心して泊まれる「RVパーク」について解説します。

24時間使えるトイレと駐車場の平坦さ

道の駅選びで最も重要なのは、トイレの環境です。すべての道の駅にトイレはありますが、中には夜間は電気が消えて真っ暗だったり、旧式で清潔感に欠ける場所もあります。事前にウェブサイトやレビューアプリで、「トイレが24時間明るく使えるか」「洋式でウォシュレットが付いているか」を確認することをおすすめします。特に女性や子供連れの場合、明るく清潔なトイレがあることは安心感に直結します。

次に重要なのが「駐車場の平坦さ」です。少しの傾斜でも、寝ていると意外なほど気になり、頭に血が上ったり、体が滑り落ちたりして安眠を妨げます。道の駅に到着したら、まずは車を停めてみて、車内が水平かどうかを確認しましょう。スマホの水準器アプリを使うのも便利です。どうしても傾斜がある場合は、車を停める向きを変えたり、タイヤの下にレベラー(高さ調整器具)を挟んだりして調整しますが、基本的には平らな場所を選ぶのがベストです。

電源確保やゴミ処理が可能なRVパークの活用

「道の駅での車中泊は肩身が狭い」「堂々とキャンプ気分を味わいたい」という方には、RVパークの利用を強くおすすめします。RVパークは、日本RV協会が認定した「車中泊公認」の有料駐車スペースです。四国の道の駅には、このRVパークが併設されている場所が増えています。

RVパークを利用するメリットは以下の通りです。

  • 堂々と車中泊ができる:公認施設なので、後ろめたさを感じる必要がありません。
  • 電源が使える:100V電源が利用できる場所が多く、スマホの充電や家電の使用が可能です。
  • ゴミ処理が可能:多くの施設で、有料または無料でゴミを回収してくれます。
  • 車外でのくつろぎ:施設によっては、車の横に椅子やテーブルを出してOKな場所もあります。

例えば、愛媛県の「RVパーク道の駅清流の里ひじかわ」や、香川県の「RVパークたかせ天然温泉」などは、温泉や買い物施設も近く、非常に快適に過ごせます。1泊2,000円〜4,000円程度の利用料はかかりますが、安心と快適さを買うと考えれば決して高くはありません。特に週末や繁忙期は、道の駅の一般駐車場が混雑するため、予約可能なRVパークを確保しておくと安心です。

夏と冬の気候の特徴と対策

四国の気候は温暖なイメージがありますが、季節や場所によって大きく異なります。夏場は非常に高温多湿になり、特に平野部や海沿いの道の駅では、夜になっても気温が下がらない「熱帯夜」になることが多いです。エンジンをかけっぱなしでの冷房はマナー違反ですので、標高の高い山間部の道の駅(例:愛媛と高知の県境にある「道の駅天空の郷さんさん」など)に移動して寝るのが賢い方法です。

一方、冬場の四国は、山間部では積雪や路面凍結が発生します。特に石鎚山系や剣山周辺の峠道は、スタッドレスタイヤやチェーンがないと走行できないこともあります。「南国だから雪は降らないだろう」と油断せず、冬に山間部を通るルートを選ぶ場合は、必ず冬用タイヤの装備やチェーンの携行を行いましょう。平野部であれば、冬でも比較的暖かく過ごせますが、朝晩の冷え込みは厳しいため、しっかりとした断熱対策は必須です。

四国車中泊の旅を充実させる持ち物と準備

四国一周や長期の旅を計画している場合、準備の良し悪しが旅の満足度を決めます。ここでは、四国ならではの事情も踏まえた、必須アイテムと準備について解説します。

目隠しシェードと寝具の重要性

車中泊で最も大切なのは「睡眠の質」です。道の駅の駐車場は、防犯のために夜間も街灯が点いていることが多く、意外と明るいものです。光を遮断するための「目隠しシェード(サンシェード)」やカーテンは必ず全窓分用意しましょう。これらは外からの視線を遮り、プライバシーを守る役割も果たします。

また、車のシートを倒しただけでは、どうしても凹凸が残ります。この凹凸を一晩中背中に感じていると、翌朝に腰痛や激しい疲労感に襲われます。厚手のキャンプ用マットや、車中泊専用のエアマットを敷いて、自宅のベッドと同じくらいフラットな状態を作ることが重要です。四国の道はカーブの多い山道も多いため、運転疲れを残さないためにも寝具にはこだわりましょう。

ポータブル電源と暑さ・寒さ対策グッズ

エンジンを切った状態で電気を使うために、ポータブル電源があると非常に便利です。スマホやカメラの充電はもちろん、夏場は扇風機や電気毛布(冬場)を使うための電源として活躍します。最近では、電気でお湯を沸かせるポットなどを使えば、車内で安全にカップラーメンやコーヒーを作ることも可能です。

夏場の対策としては、充電式の扇風機(サーキュレーター)と、窓を開けたままにできる「車用網戸」が有効です。四国の自然豊かな場所では、夜間に虫が入ってくることが多いため、網戸は必須アイテムと言えます。冬場は、高機能な寝袋(シュラフ)に加えて、湯たんぽがあるとエンジンを切っても朝まで暖かく眠ることができます。

メモ:お遍路用品の準備
もしお遍路を兼ねて車中泊をするなら、納経帳や白衣などの道具は、一番札所(霊山寺)近くの売店で一式揃えることができます。車中泊の場合、洗濯物が溜まりがちになるので、コインランドリーのある道の駅や、町中のコインランドリーの位置もチェックしておくとスムーズです。

まとめ:ルールを守って四国の道の駅で車中泊を満喫しよう

四国の道の駅を利用した車中泊の旅は、豊かな自然、美味しいグルメ、そして温かい人情に触れられる素晴らしい体験になります。愛媛の温泉、高知の絶景、香川のうどん、徳島の新しいスポットなど、各県ごとに異なる魅力があり、何度訪れても新しい発見があるでしょう。

しかし、その自由な旅も、利用者一人ひとりのマナーの上に成り立っています。「道の駅は宿泊施設ではなく、休憩施設をお借りしている」という意識を持ち、周囲への配慮を忘れないことが大切です。不安な場合や、より快適に過ごしたい場合は、RVパークなどの有料施設を積極的に利用することをおすすめします。

しっかりと準備を整え、ルールを守って、思い出に残る四国車中泊の旅を楽しんでください。四国の美しい景色と美味しい食事が、あなたを待っています。

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