都心からのアクセスが良く、豊かな自然と歴史ある温泉地として人気の箱根。観光地としての魅力はもちろんですが、近年では自由気ままな旅のスタイルとして「箱根車中泊」を楽しむ人が増えています。ホテルや旅館の予約時間を気にせず、自分のペースで箱根の絶景や温泉を満喫できるのは、車中泊ならではの大きなメリットです。
しかし、箱根は山岳地帯であり、国立公園にも指定されているため、車中泊をする際には事前の場所選びや気候への対策、そしてマナーの遵守が非常に重要になります。何も準備せずに行くと、寒さで眠れなかったり、駐車場が見つからずに困ったりすることさえあります。
この記事では、箱根エリアで安心して車中泊ができるスポットや、立ち寄りたい日帰り温泉、快適に過ごすための装備や注意点を詳しく解説します。これから箱根での車中泊旅を計画している方は、ぜひ参考にしてください。安全で楽しい旅のヒントをお届けします。
箱根車中泊の魅力とは?人気の理由と基本情報

日本有数の観光地である箱根で、あえて車中泊を選ぶ人が増えているのには明確な理由があります。宿泊費を抑えられるだけでなく、時間の使い方が劇的に変わるからです。まずは、箱根で車中泊をする魅力や、知っておくべき基本情報について深掘りしていきましょう。
都心からのアクセスが良く思い立ったらすぐ行ける
箱根車中泊の最大の魅力は、なんといってもそのアクセスの良さです。東京から車で約1時間半から2時間程度で到着できるため、金曜日の夜に仕事が終わってから出発しても十分に間に合います。長距離運転の疲労が比較的少なく、週末の休みをフルに活用できるのが嬉しいポイントです。
また、小田原厚木道路や東名高速道路など、主要な道路からの接続もスムーズです。思い立ったその日に「今夜は箱根で星を見よう」と出発できる気軽さは、他の遠方観光地にはない利点と言えるでしょう。渋滞しやすい時間帯を避けて移動し、夜のうちに現地に入っておくことで、翌朝は一番乗りで観光をスタートできます。
早朝の静寂な箱根神社や芦ノ湖を独り占めできる
通常の観光では、宿の朝食時間やチェックアウト時間を気にする必要がありますが、車中泊ならその制約がありません。早朝のまだ観光客が少ない時間帯に活動を開始できるのは、写真好きや混雑を避けたい人にとって大きなメリットです。
特に早朝の芦ノ湖周辺や箱根神社は、昼間の賑わいとは全く異なる神秘的な空気に包まれています。朝霧が立ち込める湖畔を散歩したり、人がいない参道で静かに参拝したりする体験は、車中泊をした人だけに許された特権と言えるかもしれません。朝日を浴びて輝く富士山を眺めながらコーヒーを飲む時間は、何にも代えがたい贅沢なひとときです。
標高による気温の変化と避暑地としての側面
箱根はエリアによって標高差が激しい場所です。箱根湯本周辺は標高が約100メートルですが、芦ノ湖周辺や大涌谷に行くと標高700メートルから1000メートルを超えます。一般的に標高が100メートル上がると気温は0.6度下がると言われており、夏場は平地よりも涼しく快適に過ごせる避暑地として機能します。
しかし、これは逆に言えば「夜は想像以上に冷え込む」ということでもあります。春や秋であっても、夜間や早朝は冬並みの寒さになることが珍しくありません。この気温差を理解し、適切な季節選びや装備の準備をすることが、箱根車中泊を成功させる鍵となります。
温泉天国ならではの「朝風呂」や「夜風呂」の充実
箱根といえば、やはり温泉です。車中泊の旅では入浴施設を探すのが一つの課題になりますが、箱根エリアには日帰り入浴が可能な施設が数多く存在します。歴史ある老舗旅館の立ち寄り湯から、設備が充実したスーパー銭湯のような施設まで、好みに合わせて選ぶことができます。
また、車中泊ならではの楽しみ方として、夜遅くまで営業している温泉で一日の疲れを癒やしたり、早朝から営業している「朝風呂」を利用したりすることができます。朝の冷えた体を温泉で温めてから観光に出発する流れは、箱根だからこそ味わえる極上のリラックスプランです。
箱根周辺で車中泊ができるおすすめスポット

箱根は国立公園内であり、どこでも自由に駐車して寝泊まりできるわけではありません。トラブルを避け、安心して休むためには適切なスポット選びが不可欠です。ここでは、箱根エリアおよびその周辺で、車中泊利用者に人気のあるスポットや、公式に車中泊が認められている場所をご紹介します。
道の駅「箱根峠」:箱根観光の拠点に最適
箱根エリア内で唯一の道の駅である「道の駅 箱根峠」は、車中泊スポットとして最も有名です。国道1号線沿いに位置し、芦ノ湖へのアクセスも抜群です。標高約800メートルに位置するため、夏場でも涼しく過ごせるのが特徴です。
駐車場からは芦ノ湖や、天気が良ければ富士山を望むことができ、景観の良さも魅力の一つです。トイレは24時間利用可能で、自動販売機も設置されています。ただし、全体的に駐車場が傾斜している場所が多いため、寝る場所を確保する際は平坦な位置を慎重に選ぶ必要があります。また、主要道路沿いなので夜間のトラックの走行音が気になる場合は、耳栓などの対策をしておくと良いでしょう。
道の駅「足柄・金太郎のふるさと」:設備が新しく快適
箱根の中心部からは少し離れますが、箱根の入り口に近い南足柄市にある「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」も、近年非常に人気が高まっているスポットです。2020年にオープンした比較的新しい施設であり、トイレや駐車場が非常に清潔で使いやすいのが最大のメリットです。
箱根へのアクセスも良く、ここを拠点にして早朝に箱根山へ登るプランがおすすめです。敷地内には地元の農産物直売所やレストランも充実しており、夕食の食材調達やお土産選びにも困りません。駐車場も広く平坦な場所が多いため、車中泊初心者や大型のキャンピングカーでも安心して利用できます。静かな環境でしっかりと睡眠を取りたい方には、箱根峠よりもこちらをおすすめする場合があります。
Fun Space 芦ノ湖キャンプ村 レイクサイドヴィラ
「道の駅での仮眠ではなく、堂々とキャンプ行為を楽しみたい」という方には、芦ノ湖畔にある「Fun Space 芦ノ湖キャンプ村 レイクサイドヴィラ」が最適です。ここは正規のキャンプ場であり、オートキャンプサイトを利用すれば、車の横で焚き火やバーベキューを楽しむことができます。
道の駅などの公共駐車場では、椅子やテーブルを外に出したり、火を使ったりする行為は厳禁ですが、ここならアウトドアの醍醐味を存分に味わえます。電源付きのサイトもあるため、冬場の電気毛布利用やポータブル電源の充電などにも対応可能です。有料にはなりますが、安心感と快適さを優先するなら最も確実な選択肢です。人気施設のため、事前の予約を忘れないようにしましょう。
RVパークなど近隣の有料車中泊スポット
近年、安心して車中泊ができる有料スペース「RVパーク」が全国的に増えていますが、箱根周辺にもいくつか存在します。例えば、三島市側や御殿場市側にはなりますが、箱根観光の拠点として使えるRVパークがあります。
RVパークのメリットは、電源供給が受けられることや、ゴミ処理を引き受けてくれる(有料の場合あり)点です。また、入浴施設が併設されていたり、近隣にあったりすることも多いため、旅の疲れをスムーズに癒やすことができます。「夜中に職務質問されないか不安」「しっかり電源を確保したい」という方は、少し足を伸ばしてでもRVパークを利用するのが賢い選択です。事前に「くるま旅クラブ」などのサイトで最新情報をチェックしておきましょう。
車中泊とセットで楽しみたい!箱根の日帰り温泉

箱根に来て温泉に入らない手はありません。車中泊の場合、宿の風呂がないため、どの日帰り温泉を選ぶかが旅の満足度を大きく左右します。ここでは、駐車場完備で車中泊旅行者にも利用しやすい、おすすめの日帰り温泉施設をピックアップしてご紹介します。
天山湯治郷:風情ある建物と極上の湯
箱根湯本エリアの奥座敷に位置する「天山湯治郷(てんざんとうじきょう)」は、車中泊トラベラーだけでなく多くの温泉ファンに愛される名湯です。広大な敷地に広がる露天風呂は開放感抜群で、源泉かけ流しの湯を心ゆくまで堪能できます。
建物自体も木造の重厚な造りで、一歩足を踏み入れれば非日常の世界が広がります。営業時間が夜23時頃(受付終了はもっと早い場合があります)までと比較的遅くまで開いているのも、時間を気にせず動きたい車中泊旅には嬉しいポイントです。ただし、非常に人気のある施設なので、週末の夕方などは駐車場の入庫待ちが発生することもあります。少し時間をずらして訪れるのがコツです。
箱根湯寮:貸切個室露天風呂が充実
箱根湯本駅の近く、塔ノ沢方面にある「箱根湯寮(はこねゆりょう)」は、古民家風の落ち着いた雰囲気が魅力の温泉施設です。ここの大きな特徴は、大浴場だけでなく貸切個室露天風呂が非常に充実している点です。
家族連れやカップルで車中泊をする場合、「温泉くらいはプライベートな空間でゆっくり入りたい」と思うことも多いでしょう。箱根湯寮なら、周囲を気にせず自分たちだけの時間を過ごすことができます。大浴場も森の中に溶け込むような露天風呂があり、サウナ施設も本格的です。食事処も併設されているため、お風呂上がりに囲炉裏料理を楽しむのも良いでしょう。
絶景日帰り温泉 龍宮殿本館:芦ノ湖と富士山を一望
芦ノ湖畔にある「龍宮殿本館」は、かつて高級旅館として使われていた歴史ある建物を日帰り温泉としてリニューアルした施設です。ここの最大の売りは、なんといってもその眺望です。露天風呂からは芦ノ湖と富士山を同時に眺めることができ、まさに絶景温泉の名にふさわしい体験ができます。
国の登録有形文化財にも指定されている豪華な建築美も必見です。車中泊の疲れを、歴史と絶景が織りなす贅沢な空間で癒やすことができます。道の駅箱根峠や芦ノ湖キャンプ村からも比較的近いため、芦ノ湖エリアを拠点にする場合の入浴先として最適です。
湯の里おかだ:早朝からの入浴も可能
「湯の里おかだ」は、箱根湯本の高台に位置するホテルおかだに併設された日帰り温泉施設です。ここは内湯や露天風呂の種類が豊富で、ジャグジーやサウナなども楽しめます。広々とした休憩スペースもあり、入浴後に少し仮眠を取りたい場合にも便利です。
時期によっては早朝営業を行っている場合もあり、車中泊明けの朝風呂としても利用価値が高い施設です。高台にあるため景色も良く、箱根の山々を眺めながらの入浴は格別です。駐車場も広く、キャンピングカーなど少し大きめの車でも比較的アクセスしやすいでしょう。
箱根で車中泊をする際に守るべきマナーと注意点

車中泊は自由な旅のスタイルですが、周囲への配慮やルールの遵守がなければトラブルの原因となり、最悪の場合、車中泊禁止の場所が増えてしまうことにもなりかねません。特に箱根は自然環境が繊細な地域です。ここでは、必ず守るべきマナーと注意点を詳しく解説します。
駐車場所のルールを厳守する
最も基本的なことですが、車中泊は「許可された場所」または「休憩が認められている場所」で行う必要があります。箱根には展望スポットや私有地の駐車場、コンビニエンスストアなどが点在していますが、これらでの長時間の駐車や宿泊行為は絶対にNGです。
特に芦ノ湖周辺の無料駐車場の中には、夜間の利用が禁止されている場所や、閉鎖される場所があります。「他の車も停まっているから大丈夫」という安易な判断は危険です。必ず標識を確認し、道の駅やオートキャンプ場、RVパークなどの公認スポットを利用するようにしましょう。不法侵入や不法占拠とみなされるリスクを避けることが、楽しい旅の第一歩です。
アイドリングストップと騒音への配慮
夜間のアイドリングは、騒音トラブルの最大の原因です。エンジン音は静かな夜の山間部では想像以上に響き渡ります。近隣住民や他の車中泊利用者の安眠を妨げるだけでなく、環境への負荷も大きいため、駐車中は必ずエンジンを切りましょう。
また、ドアの開閉音や話し声、車内で視聴するテレビや音楽の音量にも配慮が必要です。特に夜遅い時間や早朝は、些細な音でも大きく聞こえます。スライドドアはゆっくり閉める、車外での会話は控えるなど、周囲への気配りを忘れないようにしてください。「来た時よりも静かに、綺麗に」を心がけるのが車中泊のマナーです。
標高差による激しい寒暖差への対策
「箱根車中泊の魅力」でも触れましたが、箱根の夜は冷えます。平地ではTシャツで過ごせる季節でも、箱根の夜間はフリースやダウンジャケットが必要になることがあります。特に春先や秋口は、冬用の装備がないと寒くて眠れない事態に陥りかねません。
寝袋(シュラフ)は快適使用温度が低いものを用意し、毛布や断熱マットを多めに持参することをおすすめします。窓ガラスからの冷気を遮断するためのサンシェードやカーテンも必須アイテムです。寒さは体調を崩す原因になるだけでなく、睡眠不足で翌日の運転に支障をきたす恐れもあります。防寒対策は「やりすぎなくらい」がちょうど良いと考えてください。
夜間のトイレ事情と照明の確保
車中泊場所を選ぶ際、24時間利用可能な清潔なトイレがあるかどうかは最優先チェック事項です。一部の公園や駐車場では、夜間はトイレが施錠されたり、電気が消えて真っ暗になったりすることがあります。事前にネット上の口コミや公式サイトで最新情報を確認しておきましょう。
また、トイレに行く際の足元を照らすための懐中電灯やヘッドライトも必携です。スマートフォンのライトでも代用できますが、両手が使えるヘッドライトがあると雨の日や作業時に便利です。夜間の移動は転倒のリスクもあるため、サンダルではなく履き慣れた靴を用意しておくことをおすすめします。
野生動物への警戒とゴミの管理
箱根は自然豊かな場所であり、イノシシやシカ、サルなどの野生動物が生息しています。特に夜間、ゴミを車外に出したままにしておくと、匂いに釣られて動物が寄ってくる可能性があります。これは動物にとっても人間にとっても危険な状況です。
生ゴミはもちろん、空き缶や弁当の容器なども必ず車内で保管し、密閉できる袋やボックスに入れて匂いが漏れないようにしましょう。「ちょっとくらいなら」と外に放置するのは厳禁です。また、当然ですがゴミのポイ捨ては論外です。発生したゴミはすべて持ち帰るか、有料の引き取りサービスがある場所で適切に処理してください。
車中泊旅を充実させるグルメと観光プラン

寝る場所と温泉が決まったら、あとは食事と観光です。車中泊旅の機動力を活かせば、混雑するランチタイムを避けて人気店に行ったり、朝一番の焼きたてパンを楽しんだりすることができます。ここでは、箱根車中泊旅をより豊かにするグルメと観光のヒントを紹介します。
大涌谷の「黒たまご」でパワーチャージ
箱根観光の定番中の定番ですが、やはり大涌谷は外せません。地熱と火山ガスの化学反応で殻が黒くなった「黒たまご」は、一つ食べれば7年寿命が延びると言われる縁起物です。車中泊明けの朝、少し早めに大涌谷へ向かえば、駐車場待ちの渋滞に巻き込まれることなくスムーズに到着できます。
噴煙が上がる荒涼とした景色は大迫力で、自然のエネルギーを肌で感じることができます。ただし、火山ガスの濃度によっては立ち入り規制がかかることもあるため、事前に「箱根ロープウェイ」や「大涌谷」の公式サイトで運行状況をチェックしておくと安心です。
名水を使った「箱根そば」と「湯葉」を堪能
箱根は水が綺麗な場所としても知られており、その名水を使った蕎麦や豆腐、湯葉料理が名物です。箱根湯本駅周辺や芦ノ湖周辺には、老舗の蕎麦屋が数多く軒を連ねています。冷たい水で締められたコシのある蕎麦は絶品です。
また、ヘルシーで味わい深い「湯葉丼」や「豆腐かつ煮」なども人気があります。人気店は昼時に長蛇の列ができることが多いため、開店直後を狙うか、少し時間をずらして訪れるのが車中泊旅の賢い立ち回り方です。夕食用にテイクアウトできるお店を探しておくのも良いでしょう。
湖畔のベーカリーで優雅な朝食タイム
箱根には、歴史あるホテルが運営するベーカリーや、こだわりの個人店など、レベルの高いパン屋さんがたくさんあります。中でも芦ノ湖畔にあるベーカリー&カフェは、ロケーションが最高です。
車中泊の翌朝、焼きたてのパンとコーヒーをテイクアウトして、湖畔のベンチや自分の車の中で食べるのは至福の時間です。芦ノ湖を眺めながらの朝食は、まるで海外のリゾート地にいるかのような気分にさせてくれます。有名な「箱根ベーカリー」や「ベーカリー&テーブル箱根」などはチェックしておきたいスポットです。
小田原港まで足を伸ばして新鮮な海鮮丼
車中泊の機動力を活かして、箱根から車で30分ほどの小田原エリアまで足を伸ばすのもおすすめです。小田原漁港(早川漁港)周辺には、水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を提供する食堂がたくさんあります。
山の中で温泉を楽しんだ後に、海沿いで豪快な海鮮丼やアジフライを食べるという「山と海のいいとこ取り」ができるのも、このエリアならではの楽しみ方です。道の駅「TOTOCO小田原」なども立ち寄りスポットとして人気があり、お土産の海産物を購入するのに最適です。
箱根車中泊に必要な持ち物と装備チェックリスト

快適な車中泊を実現するためには、事前の準備がすべてです。「なんとかなる」と思って出発すると、思わぬ不便を強いられることがあります。ここでは、箱根での車中泊に特におすすめしたい装備や持ち物をリストアップしました。
プライバシーを守る「サンシェード・カーテン」
車中泊の必須アイテム第一位は、窓を覆う目隠しです。外からの視線を遮るプライバシー保護の役割はもちろんですが、街灯の眩しさを防いで安眠を確保するためにも重要です。
さらに重要なのが「断熱効果」です。窓ガラスは外気の影響を最も受けやすい部分です。専用のサンシェードや銀マットを窓の形に合わせて隙間なく貼ることで、車内の温度低下を大幅に防ぐことができます。冬場の箱根では、これがあるかないかで体感温度が5度以上変わると言っても過言ではありません。
底冷えを防ぐ「厚手のマット」と「高機能シュラフ」
車のシートをフラットにしても、どうしても生じる凸凹や段差。これが翌朝の腰痛の原因になります。快適に眠るためには、車中泊専用のインフレーターマットや厚手のキャンプ用マットを敷くことを強くおすすめします。
また、シュラフ(寝袋)は季節に合わせたものを選びましょう。箱根の夜は想像以上に冷えるため、夏でも薄手の掛け布団やタオルケットだけでは不安です。3シーズン用(春・夏・秋)のシュラフに加え、予備の毛布やブランケットを一枚積んでおくと安心です。冬場は必ず冬用の高機能シュラフを用意してください。
電子機器の充電に「ポータブル電源」
スマートフォンやカメラの充電、夏場の扇風機や冬場の電気毛布など、車内で電気を使いたい場面は多々あります。車のバッテリーを使って充電するのはバッテリー上がりのリスクがあるため、ポータブル電源を持参するのが正解です。
最近はコンパクトで大容量なモデルも増えています。一晩電気毛布を使えるだけの容量があれば、冬の箱根でも暖かく快適に眠ることができます。防災グッズとしても役立つため、一台持っておいて損はありません。
あると便利な「耳栓」と「アイマスク」
道の駅などの公共駐車場では、夜中でも車の出入りがあったり、近くのトラックのアイドリング音が聞こえたりすることがあります。音に敏感な人は、これだけで眠れなくなってしまうこともあります。
そんな時に役立つのが耳栓です。100円ショップで売っているものでも十分効果があります。また、街灯や他の車のヘッドライトが眩しい場合に備えて、アイマスクも用意しておくと完璧です。安眠グッズは場所を取らないので、常備しておくことをおすすめします。
【持ち物チェックリスト】
□ サンシェード/カーテン
□ 寝袋/毛布
□ 寝床用マット
□ ポータブル電源/モバイルバッテリー
□ LEDランタン/ヘッドライト
□ 洗面用具/お風呂セット
□ 耳栓/アイマスク
□ 防寒着(フリース・ダウン等)
□ ビニール袋(ゴミ持ち帰り用)
□ 常備薬
箱根車中泊で最高の思い出を作るためのポイントまとめ
箱根での車中泊は、人気の観光地を自由かつリーズナブルに楽しむことができる素晴らしい旅のスタイルです。都心からのアクセスも良く、温泉、絶景、グルメと三拍子揃ったこのエリアは、車中泊デビューにも適しています。
しかし、標高による寒暖差や、国立公園内という場所柄、守るべきマナーや注意点も多く存在します。特に「道の駅 箱根峠」や「道の駅 足柄」といった適切なスポットを選び、アイドリングストップやゴミの持ち帰りといったマナーを徹底することは、今後もこの場所で車中泊を楽しみ続けるために私たち利用者が果たすべき責任です。
事前の準備をしっかりと行い、寒さ対策を万全にすれば、満天の星空の下で眠り、朝霧の芦ノ湖で目覚めるという非日常の感動が待っています。ぜひこの記事を参考に、あなただけの素敵な箱根車中泊旅を計画してみてください。



