PR

車中泊の水は2リットル何本必要?目安と賢い使い分け術

車中泊の水は2リットル何本必要?目安と賢い使い分け術
車中泊の水は2リットル何本必要?目安と賢い使い分け術
車中泊の基本と準備

「初めての車中泊、お水ってどれくらい持っていけばいいんだろう?」
「途中で水が足りなくなったらどうしよう……でも買いすぎても邪魔になるし」

車中泊の準備をしていると、食料や寝袋のことばかり考えがちですが、実は一番重要なライフラインが「水」です。夜中に喉が渇いたとき、ちょっと手を洗いたいとき、お湯を沸かしてコーヒーを飲みたいとき。水がないと、せっかくの楽しい車中泊が一気に不便で不安なものになってしまいます。

そこで今回は、車中泊における「水の必要量」について、2リットルのペットボトルを基準に徹底的に解説します。ソロやペアでの本数の目安から、タンクではなくペットボトルをおすすめする理由、そして限られた水を最大限に活かす節水テクニックまで。これを読めば、もう水の問題で悩むことはありません。

車中泊で水は2リットル何本あれば安心?人数と泊数別の目安

結論から言うと、車中泊における水の必要量は「飲む量」だけでなく「生活に使う量」も計算に入れる必要があります。多くの人が飲み水のことしか考えずに準備してしまい、現地で「手が洗えない!」「歯磨きの水が足りない!」と困ってしまうのです。

ここでは、具体的なシチュエーションに合わせて、2リットルのペットボトルが何本必要か、その目安をご紹介します。

【ソロ・1泊】基本は2本(合計4リットル)が鉄則

一人での車中泊なら、1泊あたり「2リットルのペットボトル×2本」を持っていくことを強くおすすめします。「えっ、一人で4リットルも飲むの?」と思われるかもしれませんが、これには理由があります。

人間が1日に必要とする飲料水は約1.5〜2リットルと言われています。しかし車中泊では、カップラーメンを作ったり、食後のコーヒーを淹れたり、寝る前の歯磨きや起床時の洗顔にも水を使います。これらを合わせると、飲み水用の1本だけではギリギリか、少し足りなくなる可能性が高いのです。

2本あれば、1本を完全な飲料用・料理用として使い、もう1本を生活用水(手洗い・洗顔・予備)として気兼ねなく使えます。この「予備がある」という安心感が、車中泊の快適度を大きく左右します。

【ペア・1泊】余裕を持って3〜4本を用意しよう

夫婦やカップル、友人と二人で車中泊をする場合は、3本から4本(6〜8リットル)を目安にしましょう。単純にソロの2倍と考えても良いですが、二人になると「ちょっとお茶を飲もうか」「手を洗いたい」というタイミングが増え、予想以上に消費スピードが早くなります。

特に女性がいる場合、メイク落としや洗顔などで水を使う頻度が高くなる傾向があります。また、二人分の食事を作ると洗い物も増えるため、ギリギリの量だと喧嘩の原因になりかねません。「少し余って持って帰るくらいが丁度いい」という気持ちで、多めに積んでおくのが正解です。

夏場と冬場で本数はどう変わる?

季節によっても必要な本数は変わります。夏場の車中泊では、熱中症対策としてこまめな水分補給が欠かせません。寝ている間にも大量の汗をかくため、飲料用の水は多めに確保する必要があります。夏ならソロでもプラス1本、合計3本あると安心です。

一方、冬場は飲む量は減りますが、温かい料理や飲み物を作る回数が増えます。お湯を沸かす機会が多くなるため、結局のところ水の消費量はそれほど減りません。「冬だから少なくていい」と油断せず、通年で基本の本数(ソロ2本、ペア4本)を守るのがベターです。

もし余ってしまっても、未開封の水なら次回の車中泊や自宅の備蓄水として回せます。水は腐るものではない(未開封の場合)ので、ケチらずに積んでおきましょう。

「予備の1本」が心の余裕を生む

車中泊をしていると、思わぬハプニングが起こります。コーヒーを淹れようとして水をこぼしてしまったり、泥がついた靴や道具を洗いたくなったりすることもあるでしょう。そんな時、水がギリギリだと「もったいないから」と我慢することになり、ストレスが溜まります。

また、災害や悪天候で立ち往生するリスクもゼロではありません。車という閉鎖空間で過ごす以上、水は命をつなぐ最も重要な物資です。「使う予定の量+予備の1本」を常に意識して準備してください。

なぜ「2リットルペットボトル」が最強なのか?タンクと比較したメリット

車中泊の水といえば、大きなポリタンク(10リットルや20リットル)をイメージする方も多いかもしれません。本格的なキャンピングカーなら大きなタンクも便利ですが、一般的な乗用車や軽バンでの車中泊には、断然「2リットルペットボトル」をおすすめします。

なぜタンクではなくペットボトルなのか。その具体的なメリットを比較しながら解説します。

狭い車内でも隙間に収納できる「分散力」

車中泊で最も悩ましいのが収納スペースです。10リットルや20リットルのポリタンクは、一度置くと場所を大きく占領し、移動させるのも一苦労です。特に軽自動車などの限られたスペースでは、大きな四角い物体は非常に邪魔になります。

一方、2リットルのペットボトルなら形状がスリムで、ドアポケット、座席の下、荷物の隙間など、ちょっとしたデッドスペースに分散して収納できます。「分散できる」というのは、狭い車内において最強のメリットです。必要な時に必要な本数だけ手元に出せばいいので、車内を広く使えます。

衛生面での圧倒的な安心感

ポリタンクの最大の弱点は「衛生管理」の難しさです。使用後に毎回しっかりと中を乾燥させないと、カビやぬめりが発生する原因になります。特に蛇口(コック)の部分は洗いにくく、雑菌が繁殖しやすいポイントです。

その点、ペットボトルは基本的に「使い切り」か、数回使って新しいものに交換するサイクルで運用できます。常に新品のボトルを使えば、衛生面の心配はほぼゼロ。飲み水として使う場合、この清潔さは何物にも代えがたいメリットとなります。

入手しやすく、ゴミの処理も簡単

旅の途中で水が足りなくなった時、大きなポリタンクを満タンにする給水スポット(湧き水やキャンプ場の水場など)を探すのは意外と大変です。しかし、2リットルのペットボトルなら、コンビニ、スーパー、ドラッグストアなど、日本全国どこでも24時間購入できます。

また、使い終わった後は潰して小さくできるため、ゴミとしてもかさばりません。道の駅や高速道路のサービスエリアなど、ゴミ箱が設置されている場所でルールに従って捨てることも可能ですし、自宅に持ち帰って資源ゴミに出すのも簡単です。大きな空のタンクを持ち帰る手間に比べれば、その差は歴然です。

タンクとのコストパフォーマンス比較

「毎回ペットボトルを買うと高いのでは?」と思うかもしれません。確かに水道水をタンクに入れるだけならタダですが、スーパーやドラッグストアで箱買いすれば、2リットル1本あたり100円以下で購入できることも珍しくありません。

ポリタンク自体の購入費用(数千円)や、使用後の洗浄にかかる手間、カビさせてしまった時の買い替えリスクを考慮すると、ペットボトルのコストパフォーマンスは決して悪くありません。「清潔さ」と「手間なし」をお金で買うと考えれば、むしろ安いと言えるでしょう。

飲み水だけじゃない!車中泊における水の具体的な使い道

「水なんて飲む以外にそんなに使う?」と思っている初心者の方へ。車中泊では、想像以上に多様なシーンで水を消費します。いざという時に慌てないよう、具体的な使い道と、それぞれのシーンでどれくらいの水を使うのか(水の使用量目安)を知っておきましょう。

食事作りとコーヒーブレイク(300ml〜800ml)

車中泊の醍醐味といえば「車中飯」です。お湯を沸かしてカップラーメンを食べる場合、商品にもよりますが約300ml〜400mlの水が必要です。さらに食後のコーヒーを一杯飲むなら、プラス150ml〜200ml。これだけで500mlペットボトル1本分以上を使ってしまいます。

もしパスタを茹でようとすれば、大量の水が必要になり、茹で汁の処理にも困ることになります(車中泊では茹で汁を捨てられないため)。そのため、車中泊の食事は「水をあまり使わないメニュー」を選ぶのが鉄則ですが、それでも飲料とは別に500ml〜1リットル程度は調理用として確保しておくべきです。

歯磨きと洗顔・手洗い(500ml〜1L)

意外と忘れがちなのが衛生・身だしなみのための水です。道の駅やSAのトイレの手洗い場を長時間占領して歯磨きや洗顔をするのはマナー違反。基本的には車内や、許可されたキャンプ場の炊事場で行うべきです。

車内で歯磨きをして口をゆすぐ場合、コップ1〜2杯分の水を使います。また、朝起きて顔を洗いたい時、タオルを濡らして拭くだけでも水は必要です。コンタクトレンズをしている方は、手洗いのための清潔な水が必須でしょう。これらを快適に行うためには、やはり1リットル程度の予備があると安心感が違います。

メモ:
洗顔料を使ってバシャバシャと顔を洗うのは、排水の処理が大変なので車内では難しいです。拭き取り化粧水や、水で濡らしたタオルで拭うスタイルが一般的です。

食器の「プレ洗浄」(200ml〜500ml)

食事をした後のシェラカップや箸。これらをそのまま持ち帰ると、車内に食べ物の匂いが充満したり、汚れが固まって落ちにくくなったりします。そこで行いたいのが、少量の水を使った「プレ洗浄(拭き取り洗い)」です。

キッチンペーパーで汚れを拭き取った後、スプレーボトルに入れた水を吹きかけて再度拭き取る。この工程を行うだけで、帰宅後の洗い物が劇的に楽になりますし、衛生的に持ち帰ることができます。このための水も計算に入れておきましょう。

車中泊で水を節約するテクニックと排水のルール

限られた水を有効に使うためには、いかに「使わないか」という工夫も重要です。ベテランの車中泊ユーザーが実践している節水テクニックと、使い終わった水(排水)の処理について解説します。

スプレーボトルを活用して使用量を1/10に

車中泊の必需品とも言えるのが、100円ショップなどで売っている「スプレーボトル(霧吹き)」です。ペットボトルの水をそのまま傾けて使うと、ドバッと出てしまい無駄になりますが、スプレーボトルに詰め替えれば、必要な場所にピンポイントで少量の水を出すことができます。

例えば手を洗いたい時、スプレーで手を湿らせてから石鹸を使い、最後にまたスプレーで流す。これなら、わずか50ml〜100ml程度の水で十分に手をきれいにできます。食器の汚れを浮かす時にも大活躍します。

洗い物を出さない工夫(ラップとウェットティッシュ)

「洗う」という行為自体を減らすのが究極の節水です。お皿にはあらかじめ「食品用ラップ」を敷いておき、食後はラップを丸めて捨てるだけにすれば、お皿は汚れません。これで洗い物のための水はゼロになります。

また、お箸やスプーンはウェットティッシュで拭くだけにして、本格的な洗浄は家に帰ってから行うのがスマートです。アルコール除菌タイプのウェットティッシュがあれば、油汚れもかなりきれいに落ちます。

排水処理の絶対ルール

車中泊で出た排水(カップ麺の残り汁、歯磨きのゆすぎ水など)を、道の駅のトイレや駐車場の側溝に流すのは絶対にNGです。配管詰まりや環境汚染の原因となり、その場所での車中泊が禁止になるきっかけにもなります。

排水は必ず「高分子吸収剤(凝固剤)」で固めて燃えるゴミとして持ち帰るか、空いたペットボトルに入れて持ち帰り、自宅のトイレやシンクに流しましょう。

無洗米やカット野菜を活用する

調理をする場合、お米を研ぐ水や野菜を洗う水を使わないようにするのもポイントです。お米は「無洗米」を持参し、野菜は自宅であらかじめ洗ってカットしたものや、コンビニのカット野菜を利用しましょう。

パスタなどの麺類も、茹でるのではなく、少量の水と一緒にフライパンで蒸し焼きにする調理法や、水に長時間浸しておいて茹で時間を短縮する「水漬けパスタ」などの技を使うと、水の使用量を大幅に減らせます。

万が一の備えにも!車内に水を常備する際の注意点

車中泊用に水を多めに積んでおくことは、そのまま災害時の備え(防災備蓄)にもなります。しかし、車内という特殊な環境に水を保管する際には、いくつか注意すべき点があります。

直射日光と「収れん火災」に注意

透明なペットボトルに水を入れて直射日光の当たる場所に置いておくと、ボトルがレンズの役割を果たし、太陽光を一点に集めてしまうことがあります。これが原因で車のシートや荷物が焦げたり、最悪の場合は火災(収れん火災)が発生したりする恐れがあります。

ペットボトルは必ず直射日光の当たらない足元や、カバーをかけたカーゴボックスの中などに収納してください。窓際に置きっぱなしにするのは厳禁です。

高温・凍結による劣化と破損

真夏の車内は50度を超える高温になります。未開封のミネラルウォーターであっても、高温状態が続くと容器の成分が溶け出し、水の味が変わったり嫌な臭いがついたりすることがあります。また、容器が変形して破裂するリスクもあります。

逆に真冬の寒冷地では、水が凍って膨張し、ボトルが破裂することもあります。車中泊用に積んでいる水は「入れっぱなし」にせず、定期的に消費して新しいものに入れ替える「ローリングストック」を心がけましょう。車中泊から帰ってきたら一度家におろし、次回の出発時にまた新しい水を積むのが理想です。

防災用としての「長期保存水」の活用

もし「毎回積み下ろしをするのが面倒で、常に車に積んでおきたい」という場合は、通常のミネラルウォーターではなく、車載用の耐熱性がある「長期保存水(備蓄水)」を選びましょう。これらは容器が厚くて丈夫に作られており、高温環境下での保存試験をクリアしているものも多いです。

通常の水(スーパーで安売りしているもの)の賞味期限は1〜2年程度ですが、保存水なら5年、7年といった長期保存が可能です。車内のデッドスペースに数本忍ばせておけば、いざという時の安心感が違います。

まとめ

まとめ
まとめ

車中泊において、水は快適さと安全を守るための最も重要なアイテムです。「たかが水」と思わず、十分な量を確保することが成功の鍵となります。

記事の要点まとめ

  • 必要本数の目安:ソロ1泊なら2L×2本(4L)、ペア1泊なら2L×3〜4本(6〜8L)が安心ライン。
  • ペットボトル推奨:タンクよりも衛生的で、狭い車内でも分散収納でき、入手も処分も簡単。
  • 使い道の把握:飲み水以外に、調理・歯磨き・手洗いで1L以上使うことを想定する。
  • 節水の工夫:スプレーボトルの活用や、ラップを敷いて洗い物を減らすテクニックが有効。
  • 排水ルール:使った水は絶対にその場に捨てず、持ち帰って処理する。
  • 保管の注意:直射日光による火災リスクや、高温・凍結に注意し、こまめに入れ替える。

最初は「少し多すぎるかな?」と思うくらいの量の2リットルペットボトルを積んで出かけてみてください。実際に車中泊をしてみると、「ここで手を洗えてよかった」「コーヒーをもう一杯飲む余裕があった」と、そのありがたみを実感するはずです。水を賢く管理して、快適で自由な車中泊ライフを楽しんでくださいね。

タイトルとURLをコピーしました